幹事クリタのコーカイ日誌2020

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6月26日 ● テレワーク時代の住みたい街。

 昭和の頃の住みたい街というのは、郊外の鉄道沿線のベッドタウン、買い物と子育てがしやすく治安が良い街、というイメージでした。それは夫が都心へ通勤し、妻は育児に専念する専業主婦という形態に適した街です。しかし平成に入ってからは夫婦共働き世帯が増え、郊外よりももう少し都心に近く通勤が楽で、かつ保育園や夜遅くまで開いているスーパーなどの都市型施設が整っている街のニーズが高まりました。タワーマンションが流行ったのもそういう傾向があったからでしょう。

 そして今年はテレワーク元年。特に大企業ではコロナが収束した後もテレワークを継続するところが多くなりそうです。企業にとってみればオフィスにかかる経費を大きく削減できるテレワークはメリットが大きいからです。また働いている側にしてもテレワークのメリットを一度享受してしまうと、毎日満員の通勤電車に揺られて定時に出社する辛さは耐えられません。パワハラ、セクハラ、アルハラも激減して人間関係の煩わしさもかなり解消されます。

 そんな令和テレワーク時代になると、これまでの住みたい街のイメージがまた変わりそうです。まず通勤の利便性を優先しなくても済みます。スーパーが夜遅くまで開いている必要もありません。逆に会社のある都心やターミナル駅の施設を利用しなくなり、自分が住んでいる街で生活が完結できることが求められます。例えばスポーツジムとか習い事もできる街が良いですし、ジョギングできる公園や美味しいレストランやカフェがたくさんある方が生活が充実します。通勤しないなら駅から近い必要はないですが、車での移動には便利な場所の方が良いです。

 しがらみなくどこでも住めるなら、今後人気が落ちる街、上がる街を見極めて家を買った方が断然良いです。もちろん人気が本当に上がってしまったら高くなってしまいますから、今のうちに見極めておくことが大切ですが。


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