幹事クリタのコーカイ日誌2020

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6月25日 ● 切手とかベリカードとか集めていた頃。

 趣味も年齢や時期によって変わってくるものです。僕のこの10年間くらいの趣味はテニス、サックスとピアノの演奏、クイズといったところですが、20代から40代の頃の趣味はテニスの次にパソコン、カラオケ、映画、マンガ、ゲーム、クイズ、旅行、食べ歩きでした。お金が一番潤沢にあった頃なので趣味にもお金をかけることができましたから、温泉旅行とか南の島とかに家族やテニス仲間で行っていた時代です。

 大学時代はテニスもやっていましたが、むしろアルバイトで小銭を稼ぎ、授業もさぼってボーリングにのめりこんでいました。月に120ゲーム投げていた頃です。あとは映画、ドライブなどデートできる趣味がメインでした。そしてひとりの時はマンガと音楽、そしてゲーム。まだファミコンもない時代でしたから、喫茶店やボーリング場、ゲームセンターで100円玉を積み上げてゲーム台に向かっていました。パチンコをやっていたのもこの頃です。

 中高生の頃の趣味はと言うと、今ほど楽しみもない時代ですし、お小遣いも少なかったので読書がメイン。マンガも買えないので立ち読みなどでなるべく済ませていましたし、音楽もレコードを買う金がないので、ラジカセでせっせとエアチェックをしたり、リクエストハガキを書いたり。この頃だけの趣味としてはベリカード集めというのがありました。短波が受信できるラジカセだったので、世界各国の日本語放送を聴いては受信報告書を送っていました。北京放送とかオーストラリア放送とか懐かしいです。

 そして小学生時代の趣味、初めての趣味らしい趣味は当時の小学生の間で大流行していた切手収集でした。小学校3年生の終わり頃に周りの友達に影響されて集めはじめましたが、6年生の頃にはかなり真剣に集めていました。と言っても月の小遣いが500円とかですから、憧れの「見返り美人」「月に雁」など当時3000円くらいしていたのでとても手が出せず、国宝シリーズの「法隆寺」とか「普賢菩薩」など1000円未満で買えた切手が一番の自慢でした。

 中学生になって小遣いが増えた頃には文庫本とレコードで小遣いが消えるようになったので、切手に対する興味はどんどん失せていってしまったのですが、僕の浮世絵好きや国宝好きは当時の切手収集がルーツになっています。実は今でも当時の切手帳を持っているのですが、ほとんどの切手が50年前より値下がりしているらしいので、物価の上昇率を考えると、当時の僕の「お宝」も本当にタダ同然の古い切手に過ぎません。もう小学生が夢中になって切手を集めるような時代は来ないでしょうが、今なら小学生の小遣いでも無理なく集められるんですけどね。


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