幹事クリタのコーカイ日誌2020

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6月24日 ● ジョコビッチの大会でコロナ感染。

 世界1位のノバク・ジョコビッチが発案したチャリティのためのエキジビション大会でコロナ感染が広がったというニュースはテニスファンとしてはとても残念でした。何回も書いているようにテニスは基本的に屋外で行われますし、コンタクトスポーツではなく、選手同士の距離も離れているので感染の危険性はかなり低い競技です。テニスをしていて感染したという事例は聞いたことがありません。

 ただプレー中以外、例えば更衣室やパーティなどでの感染はもちろん可能性はあります。だから我々のサークルもテニスの時のハイタッチやプレー後の握手はやめていますし、テニス後のお茶会などもまだ自粛しています。もちろんシャワールームも使っていません。そろそろ大丈夫かなという気もしていますが、もう少し様子見た方が良いかなという判断です。

 感染が抑えられている愛知県にいてすらそうしているのに、ヨーロッパ(今回は第1戦がセルビア、第2戦がクロアチア)で開催したこの大会では約4000人の観客を入れて、対戦相手と肩を組んだ記念撮影や握手、ハグなどが行われ、また試合後に盛大なパーティーも開かれていたそうです。その結果、ディミトロフ、チョリッチ、トロイツキ、そして発案者のジョコビッチと彼らの家族などが感染してしまいました。幸いなことにほとんど無症状ということですが、あまりにも無防備な運営だったと批判されるのも仕方ないことです。

 ジョコビッチは世界ナンバー1のスーパースターで、テニス界のみならずスポーツ界でも大きな影響力があるアスリートです。そんな彼の「しくじり」は今後のテニス大会やスポーツ大会の開催や運営に衝撃を与えてしまいますし、影響が広範囲に及ぶ可能性があります。これでまたスポーツイベントの完全復活は遠のいてしまいました。全米、全仏オープンも予定通りに開催されるのかも先行き不透明です。ファンとしては溜息をつくしかありません。


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