幹事クリタのコーカイ日誌2020

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6月22日 ● YouTubeでテニス勉強中。

 在宅勤務になって以来、テニスレッスン動画をYouTubeでかなり見ています。以前にテニスサークルのメンバーが「YouTubeでサービスのコツを思い出した」と言っていて、そんなお手軽なと思ったのですが、実際に自分もあれこれYouTubeを見ていると確かに参考になる動画がたくさんありました。

 内容は多岐にわたっています。サービスやボレーなどの技術的なレッスンもあれば、戦術、戦略についての解説もあります。よくわからない若い兄ちゃんがやっているチャンネルもあれば、年配のどこかのテニスコーチもいるし、若手プロから引退した有名ベテランプロまでバラエティ豊か。

 ひたすら真面目にストイックに解説している何の面白みのないレッスン動画もあれば、関西の芸人かと思うほど喋りが達者なチャンネルもあり、可愛いモデルの女の子がMCになっているチャンネルもあります。教え方も理論もそれぞれで、多様性がありますが、その方が自分の好みやプレースタイルに合ったチャンネルが見つかりそうですから良いと思います。

 とりあえずあれこれ選り好みをせずに見まくってみて、いくつかお気に入りのチャンネルも見つけました。動画で繰り返しプレーを見られるというのは圧倒的なアドバンテージです。僕も今の課題のサービスやボレーを何回も繰り返し見てイメージトレーニングできましたし、ヒントも掴むことができました。いくつものチャンネルを見比べることで、共通しているポイントになる部分はどこかというのも理解できますし、逆にいろいろと違うことを言われる中で、自分に合った理論というのも発見できます。

 これが全部無料で見られるというのは本当に良い時代になったなぁと感じる反面、テニス雑誌とテニススクール、コーチにとっては死活問題だというのもはっきり実感できます。日本のテニス雑誌のメイン記事は技術解説です。日本のテニスファンは「観戦する」人より「プレーする」人の方がずっと多いので、テニスツアーの動向よりも技術解説が人気です。当然、わかりやすくて無料のレッスン動画が相手では勝ち目はありません。歴史あるテニス雑誌が休刊になってしまわないかとても心配しています。

 雑誌だけではなく、無料レッスンをしてしまうわけですから、テニススクールおよびコーチにとっても営業妨害でしょう。なにせ相手は実績のある元ツアープロで、こちらは学生のアルバイトコーチでは説得力が全然違います。なんでこんな学生のいうことに毎月1万円以上払わなければならないんだ、と考える生徒が増えても不思議はありません。

 まあ実際には初心者や初級者は動画見ただけでは絶対に上達しないとは思いますけどね。でも金を貰って教える以上は無料のレッスン動画を上回るメリットを提供できなければいけませんから頑張って勉強しないといけないし、昔のブームの頃のテニススクールのように楽はできないでしょう。


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