幹事クリタのコーカイ日誌2020

[ 前日翌日最新今月 ]

6月2日 ● 何のためのリコールか。

 高須が音頭をとって、竹田だの武田だの百田だのという本当にいつものメンバーが大村知事のリコールを言い出しました。これ自体、こんな大変な時期にいったい何を言ってるんだという話ですが、さらにその尻馬に乗って大阪府知事までがリコールに賛成とか言い出して、本当に呆れかえるばかりです。前からこの吉村知事はパフォーマンスだけだとは思っていましたが、やっぱりなぁと思いました。

 いつもの連中はひとまず放置としても、吉村知事は大阪ではかなり人気があるそうです。聞くところによれば関西のマスコミがこぞって持ち上げているとかですが、小泉ジュニアみたいなものでしょうか。若くて見た目が良くて発言の歯切れが良ければそれで良いのか、ということです。まあ大抵高転びに転ぶタイプですが、今回の大村知事のリコール賛成はまさにその機会になりかねないと思います。

 早くもネット上では愛知と大阪のコロナ感染対策の比較が出回っていますが、ちゃんと検証すればするほど、大阪よりも愛知の方が適切にやって結果も出しています。人口に対する感染者数や死者数はもちろんですが、数字だけではなく実際に知事が行ってきた施策そのものの的確さが違います。休業補償、PCR検査、医療支援など大村知事はタイミングよくきちんとやってきています。リコールされる理由など全くありません。逆に愛知と比較されて困るのは吉村知事の方でしょう。

 愛知トリエンナーレの一件以来、ネトウヨは大村知事を目の敵にしていますが、あれも知事の主張は筋が通っていました。多数が不愉快に感じるような表現であっても表現の自由は守られるべきだという大原則を守っただけのことで、それをもってこうまで攻撃されるのはおかしな話です。そしていまこの時期にそれを持ち出してきて、ちゃんとやっている知事をリコールしようだなんて、知事のみならず愛知県民全体の安全に対する攻撃でしかありません。

 もし大村知事の愛知トリエンナーレでの対応が気に入らないのなら、次の知事選できちんと対抗する候補を出して選挙で争えば良いのです。そもそも大村知事って自民党出身でガチガチの保守政治家なのに、まるで共産党のように攻撃されているのもおかしな話ですが。コロナ対応で大事な時期に、コロナと関係ないことでちゃんとやっている人の足を引っ張り県政を混乱させるような真似をしてほしくはないものです。


gooブログでも読めます「幹事クリタのコーカイブログ」

テニス好きなら「幹事クリタのテニス日誌」