幹事クリタのコーカイ日誌2020

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6月1日 ● 渡辺麻友の引退。

 元AKB48で女優の「まゆゆ」こと渡辺麻友が昨日をもって芸能界を引退しました。昨秋からほとんどメディアに登場せず、どうしているのかと噂にはなっていましたが、健康上の理由ということだったので、ずっと体調を崩していたのでしょう。まだ26歳だけに引退は残念ですが、まずは健康を取り戻してほしいです。

 AKB48を2017年末で卒業してから2年半。女優としてはまださほどの実績も残していないだけに、彼女の芸能活動のほとんどはAKB48としてのものでした。12歳から11年にわたって「まゆゆ」として国民的アイドルグループの中での「ザ・アイドル」をノースキャンダルで完遂しました。数百人からなるAKB48を象徴するのは誰かと言えば、前田敦子、高橋みなみと並び渡辺麻友がその一翼を担ってきたことは間違いありません。

 彼女のセンター曲は数曲ありますが、最高傑作は卒業シングル曲となった「11月のアンクレット」です。AKB48史上に残る名曲のひとつと言って良いでしょう。懐かしの50’っぽい可憐なメロディとアレンジ、彼女に振られる男子のせつない心情を描いた歌詞は知らずに聞けばAKB48とは思わないかも知れません。このシングルがAKB48としても50枚目の節目となりましたが、この曲をもって、そして「まゆゆ」の卒業をもって、AKB48は実質的に役目を終えたと僕は考えています。

 この曲を歌う時の演出として最後にマイクをステージ上に置いて去るというパフォーマンスをして、一部で「山口百恵のパクリ」だと批判されましたが、百恵の大ファンだった僕は特に違和感を感じませんでした。むしろ百恵へのオマージュとして受け取りました。若くして芸能界を引退する彼女は、ますます百恵と印象が重なることになりました。本当に二度と芸能界に戻ってこないのかどうかはまだわかりませんが、伝説のアイドルになるかも知れません。


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