幹事クリタのコーカイ日誌2020

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5月10日 ● テニスショップも苦しんでいる。

 テニスのストリングを張ってもらおうと馴染みのテニスショップに行ったら休業していました。70歳くらいのオヤジさんがひとりでやっている店ですから心配したのですが、貼り紙からするとどうやら緊急事態宣言を受けて休業しているだけのようです。少し離れたところにある息子がやっている店に電話をかけて、そちらは営業中だったので行ってみました。

 その場ですぐに張ってくれるので、その間ずっと息子と話をしていましたが、やはりコロナでいろいろと大変だということです。まず公営も民間もほとんどのテニスコートが休止しているので、テニスする人がいませんから、当然ガット張りに来る客も激減しています。オヤジさんは客も来ないし年も年だからということで休業、息子の方は店は開けてはいるけれどもやはり客は来ないし、このままだったらヤバイかもということです。

 従業員がおらず家族だけでやっている店だから何とかなっているけれども、それにしたって仕入れた商品の支払いもあるし、店の家賃も払わなければならないから、このままあと1か月緊急事態宣言が続いたら本気でピンチですとのこと。しかも住宅地で店を開けているので、いま話題の自粛警察がきて苦情を言われたらどうしようと心配していました。今のところ幸い何も言われていないから良いけれど、これ以上自粛圧力が高まったら怖いと。

 そもそもがテニスブームの昔ならともかく、今どきテニス用品販売とストリングを張って生計を立てていくだけでも大変でしょう。僕もそうですが、テニス用品なんてほとんどネット通販で買ってしまいますし、細々とガットを張っていても手間賃だけで大して儲かるはずもありません。日銭が入ってこなくても店の固定費はかかるし、自分たちも生活をしていかなければなりません。テニスショップなんて「不要不急」の商売は政府もマスコミも全く気にしていませんが、だからと言ってスポーツ文化の一端を担っているわけですから潰れていいわけではありません。

 テニスでコロナに感染した事例は聞いたことがないし、どうして3密とも無縁なテニスコートを長らく休止しなければならないのか、しっかりしたエビデンスもなしに休止している説明をしてもらいたいと前から思っているし言っていますが、テニスに関わるビジネスをしている人たちも誰も文句を言っているのを聞いたことがありません。ホリエモンのように「自粛なんてやめろ」と声高に主張して目立って叩かれたくはないという思惑もあるのでしょうが、そろそろ日常生活とコロナの共存をいかにしていくか真剣に考える時期に入っていると思います。


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