幹事クリタのコーカイ日誌2020

[ 前日翌日最新今月 ]

5月4日 ● グランドスラム名勝負。

 いま世界のテニス界は完全にストップしています。全てのツアー大会が休止していて、本来ならシーズン真っ盛りのはずなのに、ウィンブルドンも含めて夏まで大会は中止、その先の全米オープンもどうなるかわからない状況です。選手も大変でしょうが、我々もトップ選手のプレーを観戦できずに寂しい限りです。もちろんwowowも試合中継を予定していた穴が空いてしまっているし、テニスファンから契約を打ち切られてしまっては大変なので、過去のグランドスラムの名勝負を再放送しています。

 先日はそのプレ番組的な「やっぱりテニスが見たい!記憶に残る名場面大公開SP」という2時間半の番組を放送していました。石黒賢がMCで4大大会の過去の名勝負を映像で振り返るという企画です。安易な企画と言ってしまえばそれまでですが、テニスファンとしては懐かしい選手たちのプレーがコンパクトにまとまって見られてなかなか良かったです。

 番組の中心はフェデラー、ナダル、ジョコビッチ、錦織、大坂ですが、古くはコナーズ、ボルグ、エバート、ナブラチロワ、マッケンロー、レンドルから、サンプラス、アガシ、ラフター、松岡、グラフ、伊達、ヒンギス、そしてクエルテン、サフィン、ヒューイット、ロディック、エナン、シャラポワと懐かしいスター選手たちが続々と出てきました。時間の都合からか、ちょっと取り上げる選手に偏りがあって、特にベッカー、エドバーグ、セレス、杉山あたりが全く出てこなかったのは残念でしたが。

 1970年代からテニス中継を見続けてきているので、出てきた選手は全て現役時代のプレーを見てきていますが、やはり改めて映像で見比べてみても現代のBIG3のパフォーマンスは驚異的です。そしてフェデラーが今年で39歳になることを思うと、今のレジェンドが並立する黄金時代がわずかな時間しか残されていないことは確かで、たとえ半年間であってもその貴重な時間がコロナで無為に消えていくのは実に残念です。早くツアーを再開できることをファンとして心から願っています。


gooブログでも読めます「幹事クリタのコーカイブログ」

テニス好きなら「幹事クリタのテニス日誌」