幹事クリタのコーカイ日誌2020

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4月26日 ● 朝ドラ「エール」。

 NHKの朝ドラ「エール」を4週目までちゃんと見ています。これまで朝ドラを最後まで完走したのは少なく、最近では2015年の「あさが来た」までさかのぼります。2018年の「半分、青い。」が半分、見た、くらいで大抵の朝ドラは2週目あたりで脱落することが大半です。毎朝見ているわけではなく、録画をしてまとめて見るという視聴スタイルが朝ドラのリズムに合っていないのかも知れません。

 「エール」をここまで見続けてこられたのは、音楽がテーマであるため興味が湧きやすいということ、愛知県が舞台のひとつになっているから馴染みやすいということ、そして何よりここまで登場人物のほとんどが「いい人」で、見ていて気持ちが良いということがあります。大河ドラマなら主人公を引き立てるような悪役がドラマの深みを増すためにも必要不可欠ですが、朝ドラはあまり悪人を見たくはありません。もちろんこれは好みの問題です。

 そして「悪い人」は出てきませんが「変な人」「面白い人」はどんどん出てくるのも好印象です。主人公2人(窪田正孝、二階堂ふみ)がそもそもどちらもかなり変ですし、唐沢寿明は面白いし、堀内敬子もさすがのコメディエンヌぶり。二階堂ふみの姉妹役の松井玲奈、森七菜も良いし、「ミュージック・ティーチャー」役で怪演している古川雄大も面白いです。三谷幸喜や宮藤官九郎のコメディによく出てくる役者が多く起用されているので、喜劇としての安定感があります。

 この先は主人公2人が結婚をして東京が舞台になっていくことで、また新しい登場人物が多く出てくることでしょうが、古賀政男や藤山一郎といった著名人をモデルとした人たちが出てくるのも楽しみです。主人公のモデルの古関裕而も含めて、みんな昭和から平成初期の頃に亡くなってしまった人たちばかりなので、若い人は知らなくても、僕以上の年代の人なら知っていますから、余計に身近に感じることができます。

 今後は徐々に戦争に突入していきます。軍歌を多く作った古関裕而ですが、戦後はそのことを悔いていたという話もあります。そのあたりの葛藤をどうドラマで描くのかも楽しみです。


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