愛知県が独自の緊急事態宣言を出しました。国は愛知県はまだ宣言が必要ない地域としているのに対し、県が国に対象区域としての指定を求めている状況で、先んじて県独自の宣言を出すことで少しでも感染拡大を防ごうということです。

　その狙いは理解できますが、そのお陰で愛知県営、名古屋市営のスポーツ施設が全て１か月間休止となってしまいました。屋内スポーツ施設だけではなく、テニスコートや野球場、サッカーグラウンド、陸上競技場などの広い屋外スポーツ施設もです。結果、僕が予定していたテニススケジュールは全て吹っ飛びました。休止期間にはゴールデンウィークまで含まれていますから、合計１５回くらいのテニスの予定が全てです。

　何回も書いているようにテニスは「３密」には無縁です。感染のリスクと言えばベンチでの会話か、テニス後の懇談くらいなもので、これらはお互いに注意すれば済むことですし、コートへの行き帰りはほとんどの人が車移動です。コロナ禍でも推奨されている散歩やジョギングだって見知らぬ人とすれ違うのですから、素性の知れている相手とのテニスの方が安心です。屋外のテニスコートで感染しクラスター化した事例があるのならともかく、なぜ一緒くたに休止になるのか合理的な説明を求めたいです。

　と、言ったところで県や市が改めることもないでしょうし、感染拡大を防ぐ取り組みは進めるべきですから、テニスは我慢して土日休日をいかに過ごすかを考えなければなりません。基本は家で楽しく過ごすにはどうするかですし、テニスできない運動不足を解消する方策も必要です。たださえ在宅勤務でカロリーが消費できていないのに、この上テニスまで取り上げられたら「緊急事態宣言太り」になる緊急事態になりそうです。