幹事クリタのコーカイ日誌2020

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3月21日 ● アイドルグループの年齢格差。

 AKB48と乃木坂46がここのところ揃って新曲をテレビで披露しています。AKB48は『失恋、ありがとう』(センター山内瑞葵)、乃木坂46は『しあわせの保護色』(センター白石麻衣)。AKB48は前作『サステナブル』に続き新しいセンターを起用して若返りを図っています。逆に乃木坂46は白石の卒業シングルということで、フロントには白石と同じ1期生全員を並べています。対照的な選抜メンバーですが、曲調はどちらもこの時期ならではのセンチメンタルなミディアムテンポの楽曲になっています。

 AKB48は新しい若いセンターに合わせて歌詞の内容もティーンの失恋ソング。10年以上前のAKB48を彷彿とさせる初々しい曲ですが、残念なのは古参メンバーが全くこの曲に似合っていないことです。センター山内の後ろに柏木由紀(28)と横山由依(27)がシンメでいますが、まるで保護者のお母さんのようで、彼女たちが前に出てくると「うーん」となってしまいます。他にも峯岸みなみ(27)や須田亜香里(28)など20代後半のメンバーが選抜にいて、可愛らしい振り付けが似合っていません。

 乃木坂46は白石の卒業曲だけにそれに比べればまだマシなのですが、それにしてもやはりガーリー過ぎて、年齢の高い1期生がフロントにいる割には曲に重みがなく年輪も感じません。橋本奈々未の卒業曲にして乃木坂屈指の名曲『サヨナラの意味』のような格調高い曲なら良かったのにと残念に思います。

 乃木坂46もいまや1期生から4期生まで選抜にいるので、AKB48ほどではないにしろやはり年齢差が気になります。メンバーが入れ替わるシステムを取り入れているアイドルグループにおいては宿命ともいえる問題ですが、楽曲によっては特にそれが気になる場合があることが今回は浮き彫りになった形です。

 ちなみに白石同様に峯岸も今回をもって卒業となります。『失恋、ありがとう』は彼女の卒業ソングではありませんし、選抜入りはしましたが3列目ですが、テレビではちゃんと抜いてくれているし卒業の話題を振ってもらっているので、それなりに卒業感は出ています。AKB48で神7でもなくスキャンダルも多かった割には人気と知名度があったメンバーなんだということを改めて感じさせます。彼女は卒業ソングも作ってもらって、その『また会える日まで』のMVはなかなか「エモい」です。


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