幹事クリタのコーカイ日誌2020

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3月13日 ● 新しいクルマ。

 「新車」と書くと中古で買った車なのにとなってしまうので、新たに購入した「新しいクルマ」がようやく納車されました。7年という長い年月を一緒に過ごした白いベンツCクラスはとても良いクルマで家族にも愛されていましたが惜しまれつつ我が家を去り、代わりに黒いBMW3シリーズがやってきました。上品な白のベンツからヤンチャな黒のBMWへと変わるとちょっと「輩(やから)」感があるのですが、元々大して上品な人間ではないのでちょうど良いのかも知れません。

 早速家族で試し運転で高速道路をドライブしました。土岐のアウトレットまで我が家から片道1時間弱。走りはさすがBMWです。「駆け抜ける喜び」というキャッチフレーズ通りについつい飛ばしたくなる誘惑に駆られます。走る快感がやはりベンツより上です。ベンツに買い替える前のBMWは「シルキーシックス」と言われた直6エンジンだったので、それには及びませんが、それでも走りの遺伝子は脈々と受け継がれていることは間違いありません。

 逆にベンツの安心感、安定感にはやはりかないません。ベンツに乗り慣れると「もうクルマはこれでいいか」と思います。全てが満足でこれ以上の欲望を喚起しません。死ぬまでベンツでもいいかと思わせる魔力があります。久しぶりにBMWに乗って、そういうベンツの凄さもまた改めて感じました。もっとお金持ちならベンツもそのまま持っていたいほどです。

 今回のクルマは「走り」よりも「内装」に惚れた部分も大きかったのですが、実際に車内に座ってみたら高級さと機能性がうまく融合していると感じました。高級感はもちろんあるのですが、それがフカフカの絨毯やソファではなく、あくまでも上質で機能的な空間で速く移動するというBMWならではの世界観。以前に乗っていたジャガーの英国風の高級感とはまた違います。

 結局輸入車の魅力というのは、こういうところに尽きるわけで、単純に車を道具として考えたらトヨタを買っておくのが一番経済的で間違いありませんし、実際僕も以前持っていたセカンドカーはトヨタ車でした。トヨタより壊れやすくて割高なのに輸入車を買いたくなるのはクルマ好きのどうしようもない「性」だとしか言いようがありません。もう今の若者にはあまりわかってもらえないかも知れないのが残念です。


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