幹事クリタのコーカイ日誌2020

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3月1日 ● 街が静かになった。

 今夜はテニスサークルの女性の結婚お祝い会。と言っても、本人も含めてわずか6人参加の本当に小さな会でした。このご時世に大勢を集めて派手に宴会をするのはさすがに憚られるし、だったらそれを逆手に取って少人数でアットホームな会にするのもありだなと思いました。実際まとまりの良い楽しい会になりました。

 それにしても街は静かでした。日曜日の夜に名古屋の繁華街に出かけると、いつもなら地下鉄も混んでいるし駅も賑やか、繁華街も人が溢れているものです。ところがどこもかしこも閑散としていて、店はがらがら、みんなマスクをしてあまり大声で話もしないのでますます静かに感じます。

 先週からコロナウィルスの影響もフェーズが変わりましたが、さらにまた一段階警戒レベルが上がったようです。これだけどこもかしこも自粛ムードというのは、昭和天皇の崩御の時とか東日本大震災の後くらいで、果たしてそれほどのことなのかなという気がむくむくとしてきてしまいます。

 確かによくわからないウィルスは怖いと言えば怖いですが、高齢者や持病のある人以外にとっては、重くても高熱が数日続くレベルの風邪です。軽症や無症状の人も多いのに、街が静かになってしまうほどの自粛をして経済活動を停滞させることの方が社会に与える影響は大きいのではないかと心配になります。

 大企業ならともかく中小の企業や個人商店レベルでは2週間もこの状態が続いたら死活問題でしょう。次々と倒産して自殺者が出たりしたら、命を守るつもりが逆に死者を増やすことになりかねません。

 疫学的見地に立てば徹底して警戒した方が良いことは当然です。ただ社会はそれだけでは回っていかないことも確かで、経済との「折り合い」をどのようにつけていくかこそが「知恵」ではないかと思います。とにかく政府は早くコロナ予算をつけて、安倍会見のような精神論ではなく具体的な「救う」施策を発表してほしいと思います。


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