幹事クリタのコーカイ日誌2020

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2月29日 ● プロとのテニスも丸10年。

 しばしば登場する山本麻友美プロですが、彼女が25歳の若さで現役を引退してから2年後の2010年3月から丸10年、ずっとテニスを教えてもらっています。年間に50〜60回くらいは一緒にテニスをしているので、この10年間で多分500回は超えていることでしょう。さすがにこれだけ一緒にテニスをしていれば影響を受けないわけもなく、本当に多くのことを学ぶことができました。

 技術面ではフォアハンドストロークが格段に安定しました。山本プロの得意ショットだけに何より見て覚えたところが多く、特にリズムをしっかり意識して打てるようになりました。バックハンドストロークは片手バックのスライスが安定しました。これは山本プロの強烈なショットを受け続けることで、スライスで凌げるように鍛えられたからです。両手バックはいま教わっているところで、こちらはまだまだ時間がかかりそうです。

 ボレーも山本プロの威力のあるストロークに抜かれたり弾き飛ばされたりしている中で、余計な動作を入れずに面を作るボレーを磨かれました。また彼女の得意ショットであるドライブボレーを自分でも取り入れるようになっています。そしてサービスはこの2年間みっちり教えてもらったことで、かなり安定感が増してサービスキープが楽になってきました。この10年でもっとも感じている成果です。

 戦術面、戦略面でも細かくは書きませんが随分とアドバイスを受けて、特にダブルスのポジショニングの大事さを実感しています。そして何より大きいのはメンタル面というか「自信」がついたことです。10年前は高校大学の部活出身者とか、コーチ経験者に気後れをしていました。そういう経歴を必要以上に過大評価してしまっていたのです。それでは試合で対戦しても勝てません。

 しかし山本プロとずっとテニスをしてきたことで、そこらのアマチュアプレーヤーなんて穴だらけで大したことないと思えるようになりました。なにせ日本で12位までいったプロといつもテニスをしているのです。体育会出身とかコーチ経験者と言ってもインカレやインハイに昔ちょっと出たくらいでしょ、と。まして県大会どまりの何も考えないで勢いだけでテニスしている奴なんてむしろカモにしてやると思えるようになりました。

 もちろん実際にカモれるかどうかは別問題ですが、それまでの気後れはなくなりました。少なくともプロより上手い人がそのあたりにいないことは間違いありませんから。10年間に払ったお金を計算するとちょっと気が遠くなりますが、それだけの価値は確実にありましたし、楽しんできたこともまた確かです。長年ずっとテニススクールに通っているのに全然上手くならないテニス仲間もいますから、それに比べたらはっきりと成果があったと自分でも実感できているのですから満足しています。


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