うちの車は問題になったタカタ製のエアバッグを装備しています。数年前からリコール対象車だと言われていて、実際メーカーからも「リコール対象だからそのうち案内するで」という手紙が来ていました。ところがいつまで経っても案内が来ないので、その間に事故で死んだらどうするんだ、と思っていたのですが、ようやく今月になって「修理に持ち込んでもらっていいで」という手紙が来ました。

　前から書いているようにすでに車歴が11年目になっているベテランというかロートル車です。そろそろ買い替えを考えているのに、今さら修理するのかとも思いましたが、やはり事故が心配だし無料なので予約をして今日ディーラーに修理に持ち込みました。本来なら2時間程度で終わる作業らしいのですが、ロートル車らしくいろいろ他にも不具合も多いので、今日から土曜日中まで預けて見てもらうことにして代車を出してもらうことになっています。

　あらかじめ電話で聞いていた代車は今と同じクラスだと言うことだったので、それなら妻や娘が運転しても違和感はないだろうと思っていたのですが、実際に用意されていた代車は同じクラスとは名ばかりで、新しくて上級グレードのほぼ新車でした。恐らく試乗車ではないかと思いますが、フルスペックで新車価格が630万円（税別）〜という高級車です。もし買ったら総支払額は軽く700万円オーバーになってしまうでしょう。

　そもそもフルモデルチェンジ後の現役世代というだけでも大きくなっていてサイズ感が全然違うのに、その中でもハイテク装備満載で挙句に四輪駆動の上級バージョン。そりゃあオンボロな代車を用意されるのも気分が悪いですが、これはこれで緊張するので困ります。妻や娘が使うときに、どこかに擦って傷をつけるのではないかと心配になります。

　まあディーラーの思惑はわかります。古い買い替え時期の車を無料で修理するのですから、この機会に試乗車をあてがって買い替え促進をさせようということでしょう。実際に運転してみると、当然のことながら良いです。少しサイズが大きいこと以外は文句ないですし、そのサイズも慣れれば問題ないでしょう。でもさすがに700万円とかあり得ません。こちらは前回も中古で買っているので、今回も中古しか考えていませんから。残念！