幹事クリタのコーカイ日誌2020

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2月11日 ● 野村克也も逝く。

 ノムさんこと野村克也が亡くなりました。金田正一のお別れの会の時の映像ではかなり年を取ったなと感じさせましたが、まさかこんなにすぐに亡くなってしまうとは思いませんでした。2017年に奥さんのサッチーに先立たれてからめっきり元気がなかったのは感じていましたが、あれだけのキャラクターだけに残念です。

 野村が亡くなって報道されるのは主にヤクルト監督時代の話が多いようです。確かに今の50代以下は監督としての野村しか知らない人も多いでしょうが、僕が子どもの頃はやはり南海ホークスの4番捕手の野村でした。セの長嶋、王に対してパの主砲と言えば野村と張本というのが定番でした。

 野村は現役時代の晩年にはプレイイングマネージャーとして南海の監督で4番で捕手を務めて、1973年には優勝監督でありながらMVPも受賞するというスーパーマンぶりを発揮しました。ちょうど水島新司のマンガ「あぶさん」が始まった年で、まさにマンガの中の登場人物として相応しい活躍ぶりでした。

 昭和の野球選手のベストナインを選ぶ時に必ず上がるメンバーが、投手・金田、捕手・野村、一塁手・王、二塁手・高木、三塁手・長嶋、遊撃手・吉田という布陣でした。外野手は山内、張本、福本、山本浩、若松らがいて意見が分かれますが、バッテリーと内野はほぼ固定。その金田、野村、高木が昨秋から立て続けに亡くなってしまったというのが古い野球ファンとしては悲しいです。


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