幹事クリタのコーカイ日誌2019

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12月16日 ● ハイボレーが見えにくい。

 加齢とともにどうしようもなくやってくるのが目の衰え。プロ野球の選手も肉体的な衰えよりも目の衰えが先にやってくることが多いそうです。真偽のほどはわかりませんが、あのイチローが打てなくなったのも動体視力が衰えたからだという説もあるそうですから、どれだけ鍛えているアスリートであってもカバーできないものなのでしょう。

 僕も30代の時には全く感じていなかった動体視力と深視力(遠近感を感じる視力)の衰えを40代半ばで感じるようになり、50代半ばには「目がついていかない」という状態から「もうちゃんと見えていない」というレベルにまで衰えてきました。ちょっと暗いところでは、ほぼ勘に頼って打っています。「心眼打法」です。

 深視力が衰えると上から落ちてくるスマッシュや、真っすぐ正面から向かってくるボレーの時に遠近感がつかめずミスをしやすくなります。さらに最近ではハイボレーも難しくなってきていて、若い頃はむしろ得意なショットだったのに、最近はガシャ当りを連発しています。これは自分の目より低いところなら地面という定規があるので高さやスピードもわかりやすいのですが、目線が上を向いた途端に比較対象物がないので、距離感がつかめなくなるからのようです。

 最初は自分だけかと思っていたのですが、周りの50歳以上のプレーヤーもしばしばハイボレーをミスヒットしているので、これはどうやら加齢による衰えのようだなと気づきました。年配のプレーヤーと対戦したら、足元に沈めるよりも、頭の上で打たせる方が効果的かも知れません。なまじ若い頃は問題なく打てていただけに、油断してハードヒットしてきますからミスが期待できます。

 僕自身はハイボレーは目の衰えで難しいショットになったと認識を改めたので、最近は極力丁寧に打つように心がけています。それだけでミスヒットが減りましたから、「正しい認知」がいかに大切かということでしょう。


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