幹事クリタのコーカイ日誌2019

[ 前日翌日最新今月 ]

12月15日 ● サーブ&ボレーのレッスン。

 テニスのオールドファンならサーブ&ボレーへの憧れは理解してもらえるのではないかと思います。1980年代以降、マッケンロー、エドバーグ、サンプラス、ラフター、ヘンマンなどのサーブ&ボレーの名手が次々と登場しました。地味なストローカーよりも華やかな空中戦のサーブ&ボレーが得意な選手に人気が集まったのです。

 現代のテニスではラケットの進化によりストロークのスピードが格段に速くなったために、安易にネットに出れば簡単にパスを抜かれてしまうので、プロの世界、特にシングルスでサーブ&ボレー専門という選手はほとんど絶滅危惧種となっています。ただ我々のような愛好家レベルのダブルスならまだまだネットに早く詰めて相手にプレッシャーをかけられる有効な戦法です。

 30代から40代にかけては僕もとにかくネットに詰めていました。ただこの10年くらいは山本麻友美プロにストロークを鍛えてもらったせいもあって、ベースラインにとどまりストロークで勝負するスタイルに変えていました。まあ年を取って素早い動きをすると足がもつれるし怪我する危険もあるからという言い訳も含まれています。

 しかし、この2年間ずっとサービスの改良と強化につとめてきた副産物として、せっかく安定したサービスを打てるようになってきたなら、ネットダッシュした方が楽じゃね?と思い始めました。後ろで強烈なストロークを打ってくる相手と打ち合ってもどうせ負けてしまいますし、ストロークがそれほど強くない相手ならネットに詰めた方が楽にポイントが取れます。どちらにしても前に出た方がチャンスが広がるということです。

 と言うことで、今日の山本プロのレッスンはサーブ&ボレー。サービスのコースとリターンのコースによって、どこにどういうボレーをするか、行き当たりばったりではなく、きちんと3本目まで想定した練習をしました。もちろん練習ですから、ある程度は狙い通りにいくことも多いですが、実際にゲームとなると、そうそう思った通りに事は運びません。ただ漠然と「入るといいな」ではなく、入る前提で狙いを定めてプレーする方が、結果として確率が高くなるのがテニスです。良い練習ができました。


gooブログでも読めます「幹事クリタのコーカイブログ」

テニス好きなら「幹事クリタのテニス日誌」