幹事クリタのコーカイ日誌2019

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12月3日 ● 視聴者だけのヒントは要らない。

 家族揃ってクイズ番組が好きなので、1週間に10本近いクイズ番組を見ているわけですが、最近の好きなクイズ番組ランキングトップ5は1位「東大王」、2位「ミラクル9」、3位「アタック25」、4位「Qさま」、5位「ネプリーグ」となります。以前は好きだった「99人の壁」はかなりランクを下げました。代わって「今夜はナゾトレ」が上昇中。「チコちゃんに叱られる!」は大好きですがクイズ番組とは考えていません。

 我が家のクイズ番組に対する評価の指標はどれだけクイズを楽しめるかに尽きます。つまり何をおいても問題の質と難易度が重要で、さらに解答者のレベル、MCの巧さ、クイズに集中できる演出というあたりが大事です。解答者とくだらないやり取りをダラダラしている尺があるなら、テンポよく問題を出すことと、その問題についての簡潔な解説をしてもらいたいです。見たいのはタレントではなくクイズなのですから。

 そういう観点で見ていると、フジテレビ系列のクイズは視聴者をバカにし過ぎています。問題はどんどん平易になるし、いちいち解答者のキャラクターに寄りかかって番組を進めがちなのが鼻につきます。テレ朝系列はクイズのレベルは高くて良いのですが、問題の形式を変えすぎで、定番のよくできたクイズ形式はちゃんと維持してほしいのに、つまらない演出に走ることがあるのがよくありません。

 TBS系列は安定しています。マンネリを恐れないところは評価したいと思います。日テレ系列はクイズをバラエティショー化してしまうので、クイズ番組としては定着しないのが残念です。NHKは純粋なクイズ番組ではない雑学知識お勉強番組にしてしまうので、クイズ番組らしいクイズ番組がそもそもありません。

 最近見ていて腹が立つのが「テレビの前のみなさんにだけ先にヒントを」みたいな要らぬお世話。こちらはクイズに答えたいのに、いきなりヒントを出されても興醒めです。クイズ王相手ならともかく芸能人相手にヒントなんてもらっても嬉しくありません。カズレーザーや宇治原がわかるレベルの知識系問題なら大抵わかります。ひらめき系のクイズでも最後まで自力で考えるのが楽しいのに、いきなりヒントは本当にいりません。

 ちなみに過去のクイズ番組で未だに一番好きだったのは「カルトQ」です。あの「わかる奴だけわかればいい」という潔い視聴者の切り捨て方が素敵でした。「99人の壁」は「カルトQ」の流れを汲んでいたと思うのですが、どうしてあんなファミリーバラエティ路線になってしまっているのか、つくづく残念です。


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