幹事クリタのコーカイ日誌2019

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12月1日 ● 川口春奈の濃姫。

 風邪をひいていたために少し話題に出遅れましたが、大河ドラマの沢尻エリカの代役が川口春奈に決まり、放送開始も2週間遅れと発表されました。恐らく2週間というのはギリギリのタイミングで現場はドタバタでしょうが、何より代役を務める川口が大変なことは間違いありません。

 川口というのは予想していませんでしたが、悪くはない人選だと思います。恐らくスケジュールを押さえられることが一番優先だっただろうと思いますが、その条件下で主役級の女優を確保できたのですから御の字でしょう。しかもキャリアも長く実力もあります。心配なのは時代劇が初めてということと、「低視聴率女優」というレッテルを貼られていることですが、誰もが代役で急遽登板したことも知っているわけですから、そのあたりは大目に見てもらえることでしょう。

 今回川口が演じる帰蝶(濃姫)は、斎藤道三の娘で織田信長の正室。あまり史実はわからない女性ですが、信長を描く時には欠かせない重要なキャラクターです。大抵基本は司馬遼太郎の『国盗り物語』の濃姫のキャラクターがベースになっていて、マムシの道三の娘らしく、気が強く凛としていて美しい女性というイメージです。

 過去の大河ドラマでは『国盗り物語』で松坂慶子、『徳川家康』で藤真利子、『信長 KING OF ZIPANGU』で菊池桃子、『功名が辻』で和久井映見、『軍師官兵衛』で内田有紀などが演じていますが、何といっても松坂慶子が印象的でした。恐らく濃姫のイメージを具現化したのが松坂で、以降ずっとそのイメージでキャラ作りがされてきたのではないかと思います。

 今回『麒麟がくる』ではヒロインポジションということで、今までの大河ドラマでも最も出番が多い濃姫となりそうなだけに、川口の奮闘を期待したいところです。


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