幹事クリタのコーカイ日誌2019 |
10月12日 ● 上海マスターズ4強を若手が独占。 台風で発表会も中止になり、何もできずに家に籠っています。名古屋はそれほど大きな被害はなかったようですが、静岡以東では大変なことになっているようで心配です。 仕方ないのでテレビを見たりネットを見たりしているのですが、上海で行われているテニスのマスターズ大会で男子のベスト4が決まりました。メドベージェフvsチチパス、ズベレフvsベレッティーニという組み合わせです。メドベージェフとベレッティーニが23歳、チチパスとズベレフは21歳。久しぶりに若手だけで大きな大会の上位を独占しました。 しかもチチパスはジョコビッチを、メドベージェフはフェデラーを倒しての準決勝進出です。長らく続いた3(+1)強時代がとうとう崩れ始めたと言っても良いでしょう。もちろん、まだグランドスラムでは若手は3強を倒してはいませんが、2020年にはその壁も崩されるかも知れません。 なによりこれらの若手は3強に対して恐れを抱いていません。対戦成績もほぼ互角です。3強より少し年下の錦織世代との違いは、そこにあります。長年、徹底して痛めつけられてきた錦織世代は、心のどこかでやっぱり「敵わない」という尊敬と畏怖を重ねた気持ちを抱いているのではないかと思います。 上海からパリのマスターズ、そしてツアーファイナルと続く中で、ますます3強と若手の戦いは激しくなっていくことでしょう。日本人目線では錦織がその狭間で埋没していってしまう心配はありますが、俯瞰して見れば面白くなってきました。 |