まだまだ先のことだと思っていたラグビーＷ杯がいよいよ開幕しました。サッカーに比べれば人気が低いラグビーだけに、あまり盛り上がっていない感じでしたが、こういうスポーツイベントは始まれば一気に火がつくのが日本人の習性です。特にスタートダッシュが効けば大きく火が付くのではないかと思っていましたが、見事に日本代表は初戦のロシア相手に完勝してみせました。

　まだＷ杯未勝利の格下ロシア相手につまづくわけにはいかないという意気込みが裏目に出たのか、試合開始直後は緊張のせいで動きが硬く、ミスを連発してロシアにリードを許してしまいましたが、徐々にほぐれてきてからは終始日本のペースでした。特にＷＴＢ松島幸太朗の切れが素晴らしく、なんと３トライをもぎ取りました。Ｗ杯でハットトリックを決めるなんてすごいことです。

　また松島のハットトリックもあって日本は４トライをあげてボーナスポイントもゲット。前回は南アを破りながらボーナスポイントの差でベスト８入りを逃しただけに、今回は最高の滑り出しと言っていいでしょう。この勢いで次は世界ランク1位のアイルランドに挑戦できます。勝つのは至難の業ではありますが、できたら７点差以内で負けてボーナスポイントを獲得したいところです。

　それにしてもラグビーは面白いです。１９８０年代、日本のラグビー人気が最高潮の時代に夢中になって見ていた世代としては、久しぶりにメジャースポーツとしてのラグビーを楽しめそうで嬉しいです。