幹事クリタのコーカイ日誌2019

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9月1日 ● テレビに出る矢沢永吉。

 ここのところ矢沢永吉がテレビによく出ています。僕が見たのは「関ジャム 完全燃SHOW」と「ミュージックステーション」ですが、「嵐にしやがれ」にも出たそうで、ジャニーズとの絡みが随分と目立ちます(Mステでもキンプリと話してました)。矢沢は昔からああ見えてかなり戦略的なアーティストですから、ジャニーズと絡むのも若い層へのアピールを計算しているのでしょう。

 今回矢沢がテレビに出ているのは7年ぶりに発売したニューアルバムの宣伝のためですが、ロック界のカリスマでありながら滅多にテレビに出ることがなかったため、かなりインパクトが強いようです。強面だと思われがちですが、気遣いがあって、ソフトな語り口で、そのギャップが好感度を高めています。さすがセルフプロデュース力が高いなぁと感心しました。

 矢沢と言えば、我々の世代はキャロルです。ちょうど中学生の頃にキャロルが人気を博して、特に不良っぽい連中は熱狂的なファンが多く、テレビに出ないため「ファンキー・モンキー・ベイビー」は親が知らない中高生の大ヒット曲でした。日本のロックシーンを変えたキャロルですが、当時はまだ単なる不良の音楽という捉え方をされている部分も多く、理屈はわからなくても感覚的にキャロルを支持した10代、すなわち我々の世代こそが、最初に「日本語ロック」を無条件に受けいれた世代と言っていいでしょう。

 そんな矢沢がもうすぐ70歳。僕もあと1年半で60歳。半世紀に近い月日が流れても、相変わらず矢沢の活躍を見られるだけで、ある意味幸せだと感じます。


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