幹事クリタのコーカイ日誌2019

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8月20日 ● 良い音で吹き切ること。

 サックスを習い始めて10年が過ぎました。ある程度は曲を吹けるようになりましたが、かと言ってアドリブとかはできません。あくまでも楽譜通りに何とか吹いているだけで、そこは相変わらず小学校の時のリコーダーの延長でしかないと思っています。

 始めた時には10年も練習していればさぞかしいっぱしの演奏家みたいに吹けるようになるのだろうと思っていたのですが、とんでもないことでした。想像していたよりも大して進歩していないのは本当に残念ですが、自分に才能がないこと、また練習時間も週に1〜2時間程度であることを考慮したら「こんなものかな」と思わないでもないです。

 最近感じるのは「良い音」がなかなか安定して出せないことです。始めた頃はそもそも「良い音」が何なのかもわかりませんでした。先生に「今は良い音が出てましたよ」と言われても、自分ではピンとこなかったのです。最近になってようやく何が良い音なのかおぼろげにはわかってきたのですが、じゃあそれをどうやって自分のものにしていくのかは、楽譜通りに吹くよりもはるかに難しいことでした。

 特に難しいのは高音域で、どうしても詰まったような細くて苦しそうな音になりがちです。低い音は太い息でしっかり吹くことができるのでまだ良いのですが、高くなると音に「芯」がない感じで、頼りない音になります。いま発表会に向けて練習している曲はずっと高音域で吹いているので、いかに全体を通してしっかりとした力強い音で吹き切るかが肝心だと思っています。

 実に23回目の発表会ですから、自分でも今回をひとつの集大成として考えています。良い音で最後まで吹き切れるように残り2ヵ月弱をしっかり練習していきたいと思います。


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