幹事クリタのコーカイ日誌2019

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7月29日 ● 吉本騒動は視聴率が取れる?

 連日大事件のようにテレビや週刊誌が騒いでいる吉本興業の「お家騒動」。最初はカラテカ入江、そして宮迫と田村亮だけだった登場人物が、どんどんキャストも増えていき大がかりな芝居になっていきました。加藤浩次がまず「乱」を起こし、松本人志や東野幸司、岡本社長、そして岡村隆史、田村淳、今田耕司、若手の近藤春菜にノブコブ吉村、ノンスタ石田、とろサーモン久保田などから、ベテランのオール巨人に西川のりお、太平サブローらも口を出し、さらに引退した島田紳助も加わりました。吉本ではないビートたけしや坂上忍、おぎやはぎ、カンニング竹山らもコメントで参戦し、そしてラスボス感のある明石家さんまもいよいよ登場して、豪華オールスター総出演という感じです。

 これだけみんなでやいのやいのと騒げばそりゃあ面白くもなります。単なる芸能事務所内の内紛のはずが、世間を揺るがす大事件になってしまいました。参院選のみならず、京都アニメーションも韓国への輸出規制も霞んでしまいました。お笑い芸人のパワーと発信力は思った以上に強いようで、各ワイドショーは視聴率を稼げるからと連日吉本騒動を取り上げ続けています。

 特に「加藤の乱」の主役である加藤がメインMCの朝の「スッキリ!」は連日高視聴率を稼いでいるようで、他局のワイドショーにしてみたらたまったものではありません。裏の「モーニングショー」も負けじと連日取り上げてはいますが、吉本芸人を起用していなかったのが弱いところです。日曜朝の「ワイドナショー」も松本の存在で注目を集めています。裏で爆笑問題太田光がいくら吠えても、騒動の中心人物にはかないません。こうなると、まるで吉本が仕掛けたプロレスみたいです。

 まだフライデーの記事に対して、宮迫がまたも嘘をついている可能性もあり、それがバレたら完全に「宮迫アウト〜」ですから、そうなると芸人と吉本の攻守は再逆転します。もう少しストーリーは続きそうなのですが、加藤もトーンダウンしてきて今や「狂犬」から「チワワ」に変身したと言われていますし、これだけ大騒ぎした割には入江と宮迫がクビになって吉本の騒動はチャンチャンで終わる可能性もあります。もっとも今回調子に乗って会社を批判した面々は徐々に干されていくかも知れず、その時には改めて芸能事務所の怖さと陰湿さが取り上げられることになるでしょう。笑っているのは公取に注意されたにも関わらず吉本の陰に隠れることができたジャニーズ事務所でしょうか。


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