幹事クリタのコーカイ日誌2019

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7月27日 ● ピアノを弾きたくなる映画。

 台風が東海地方を直撃した影響で今日のテニスは中止。予定がなくなったので家でゆっくりしました。先週も先々週も週末に2回もテニスをしたせいで、体に張りは残っているしアキレス腱は痛いしという状況でした。佐々木が登板回避するくらいですから、僕も故障しないようにちょうど良い休養日となりました。やはり無理はいけません。

 急に時間が空いたので録画しただけでまだ見ていない映画を見ようと思い、悩んだ末に選んだのが『羊と鋼の森』。本屋大賞を取った宮下奈都の原作は文庫本になると同時に購入して読みました。映画は原作の世界観をよく表現していて、静謐で繊細で美しい映画でした。北海道の映像美も良かったですが、なにより原作が音楽をテーマにしているだけに、映画化されると実際に「音」を聴けるのが素晴らしいところです。

 山崎賢人、鈴木亮平、三浦友和、光石研という調律師たちの配役は僕のイメージしていたより少し年上な感じがしますが、上白石姉妹は良いキャスティングでした。原作を読んでいない人には淡々としていて少々盛り上がりに欠ける退屈な映画かも知れませんが、僕には映像も音楽も原作のイメージがよく再現されていて見応えがありました。

 続けてもう1本見ようと思っていた『ラ・ラ・ランド』は『羊と鋼の森』を見て、見るのをやめました。同じ音楽映画ですがジャンルが違うので、続けて見るよりも少し時間を空けた方が良いかなと思ったからです。それに『羊と鋼の森』を見たらピアノを弾きたくなったので、その気分を優先することにしました。まあそんな偉そうに言うほど弾けはしないのですが。

 ところで『羊と鋼の森』とくれば、翌年に本屋大賞を取った恩田陸の『蜜蜂と遠雷』です。こちらは今年秋に映画化されるそうです。ピアノコンクールがテーマの作品だけに、より音楽をリアルに聴きたいし、よりピアノが弾きたくなるような映画になりそうな気がします。楽しみです。


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