まだ開票の途中ですが、大方の予想通りの選挙結果に落ち着きそうです。自公が過半数を握り、立憲は倍増するものの国民が激減して野党としてはプラマイゼロというところです。自公に維新を加えた改憲勢力で３分の２にはギリギリ届かないというあたりになりそうなのも、まあそんなところかなという読み通りです。れいわ新選組が２議席届くかどうか、さらにＮ国なんて怪しげな勢力が１議席獲得しそうという報道もあり、これはなんでしょう？ネーミングの勝利なんでしょうか？

　細かい議席数の変動はともかく、安倍政権としては信任されたということで、このまま続いていくことになるのでしょう。それどころか早速二階幹事長が安倍４選まで言及したとか。安倍政権の最長不倒記録更新は確実どころか、どこまで記録が伸びるのかもわかりません。投票率は低いまま。選挙に対する興味は薄いままに参院選は終わってしまいました。

　安倍政権が続くということは10月の消費税増税は決定的となりました。まあこれも想定通りです。景気がどこまで落ち込むのかはわかりませんが、僕も含めて多くの人がますます消費に後ろ向きになることでしょう。安倍政権が続くのは周辺国も歓迎だろうと思います。トランプはポチのように従順な安倍は大好きでしょう。中国もロシアも安倍はやりやすい相手だと思っています。韓国はどうでしょう？ますます日韓関係が悪くなるだろうとは思いますが、文大統領自身も自分の尻に火がついているようですし、どう転ぶかはわかりません。これまで政権不信の原因となってきたモリカケ、年金、公文書隠蔽、捏造なども全て選挙が終わったことでチャラになりそうです。

　よく言われるように積極的な安倍支持者はそれほど多くはないと思いますが、それ以上に野党に対する信頼感のなさ、期待値の低さが消極的な安倍支持層として政権を下支えしていることも今回の選挙でよくわかりました。次の衆院選までにこの流れが変わることがあるのか、それとも相変わらずなのか。何かを変えなければもう日本という国が危ういのではないかという懸念があるのですが、そう思っている人は意外と少ないのかも知れません。