幹事クリタのコーカイ日誌2019

[ 前日翌日最新今月 ]

7月20日 ● 投票日前日。

 毎回国政選挙の時にはなんだかんだ書いていますが、今回は特に山本太郎の活躍ぶりに目を奪われていたので、いつもより多めに話題にしてしまいました。以前は単なるパフォーマンス好きのタレント議員としか認識していなかったのですが、今回の選挙での彼の「言葉」の強さと真っ当さはある意味とても新鮮でした。手垢のついた言葉しか喋らない政治家たちの中でひときわ目立っていました。同じタレント議員でも北朝鮮のアナウンサーのようだった三原じゅん子とは雲泥の差だったと思います。

 「言葉」が武器の政治家の中で稚拙だったのは政治家のトップに君臨している安倍晋三首相でした。本人はもしかしたらユーモアだと思っているのかも知れませんが、あの「お父さんは恋人と」発言は酷いです。それ以外にもわざと立憲民主党の党名を繰り返し間違えたり、いつまでも「あの悪夢のような民主党政権」という内容の言葉を執拗に使って貶めたりと、言うことにいちいち知性と品性がなさすぎます。もっとまともな政治家が自民党内にもいるでしょう。なぜ「安倍おろし」が自民党内で起きないのか不思議です。そこまで自民党は劣化したのでしょうか。

 共産党の志位和夫委員長も切れ味が鋭い「言葉」を発していました。逆に公明党の山口那津男代表の「言葉」には力がありません。公明党の党是と安倍政権の方向性にズレがあり過ぎて、どうしても苦しい言い訳、矛盾に満ちた演説になってしまうからでしょう。公明党は国民民主党や社民党あたりと連立を組んだ方がすっきりするだろうと思うのに、与党の甘い汁を吸い過ぎてしまったようです。東京選挙区の「れいわ新選組」野原ヨシマサvs山口代表の結果が楽しみです。

 大阪ローカル政党からなかなか脱却できない維新の会の松井一郎代表は大阪市長でありながら全国を選挙遊説のために駆け回っていたようですが、それで市政は大丈夫なのでしょうか?またその「言葉」は野党そのもので増税反対を唱えていますが、志位委員長に「野党じゃない」とバッサリ切られてしまったように、どうも言葉の裏がありそうで信用できません。大阪では相変わらず人気があるみたいですが、どこが大阪人の琴線に触れているのでしょう?

 まあ「言葉」の捉え方は人それぞれで良いのですが、良くないのは政治に無関心な有権者です。政治が自分から「遠い」と思うから投票に行かないというのでは、自らの権利を放棄し、自分で自分の首を絞めているだけです。投票率が上がることを期待していますが、西日本を中心に天気はあまり良くないみたいなので、また低投票率になってしまうのかも知れません。


gooブログでも読めます「幹事クリタのコーカイブログ」

テニス好きなら「幹事クリタのテニス日誌」