京都アニメーションの放火事件は本当に酷い話です。亡くなった方たち、そのご家族の方たちの悲しみを考えると言葉になりません。また素晴らしい日本のアニメ文化を作ってきた会社がこうした悲劇に見舞われたこともつくづく残念でなりません。世界中から哀悼のコメントが送られているというのもよく理解できます。

　事件の背景などまだ不明なことが多すぎるので、そこに踏み込むことはしませんが、ガソリンを撒いて着火したということですから、そりゃ一瞬で爆発炎上するのも当然です。ガソリンは身近にあるものですから、つい危険物だという認識を忘れがちですが、改めてガソリンの火力の高さに恐ろしさを感じました。

　僕はクルマにガソリンを給油するときは極力セルフではないガソリンスタンドで入れるようにしてきました。ひとつには面倒くさいということもありますが、それよりも少々価格が安いからといって、素人が安易にガソリンを扱っているのは危険ではないかと心配だからです。セルフ給油のスタンドではまず静電気除去シートに触るように書いてありますが、本当に全員が触っているか信用なりません。エンジンは必ず切るように法律でも定められていますが、夏場にエアコンをかけている時期などエンジンを切っていないクルマもいそうです。

　ましてやくわえタバコで給油している頭のおかしい人がいたら怖くて近づけません。ガソリンは液体が燃えるのではありません。気化したガソリンが燃えるのですから、ほんのわずかな火種があっても着火してしまいます。くわえタバコで給油など狂気の沙汰です。スタンドの店員が給油してくれるなら安心ですが、セルフ給油している隣の車が爆発炎上して巻き込まれるなんて勘弁です。

　しかし残念なことに世の中のガソリンスタンドのほとんどがセルフになってきてしまいました。僕が知っている近所のセルフではないガソリンスタンドはひとつ、またひとつと潰れていくか、セルフに切り替わってしまいました。僕が土日にガソリンを入れないので、最近は妻か娘がセルフで入れてくることがほとんどです。家族が事故に巻き込まれるのも困るのですが、せめてスタンドが空いている平日に入れてくるようにと伝えています。少々高くても楽に安心してガソリンを給油できる方が僕は良いと思うんですけどね。