幹事クリタのコーカイ日誌2019

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7月12日 ● 安倍批判が投票に結び付くのか。

 かつては新聞やテレビが安倍政権を叩いても、ネット世論ではリベラル嫌いが多く安倍支持の声をよく見かけました。ところがここ最近は逆転していて、新聞もテレビも政権批判に随分と抑制的なのに対して、ネット上では圧倒的に安倍政権を批判する声が目立ちます。もちろん「安倍応援団」と思われるような意見も相変わらず見られますが、説得力のある論理的な意見は批判的な声がずっと多いです。それだけ政権周辺での「失策」と「失言」が多いのだろうと思います。

 ただネット世論は昔からマスコミと逆張りする傾向がありますから、マスコミが政権に懐柔されて迎合的になったのだとしたら、逆にネットでは政権批判が高まるのもわからなくはありません。ネットに書き込む人はマスコミとは違うという姿勢を取りがちだからです。そりゃそうです。マスコミが言っていることと同じ意見をネットでそれらしく書くほど間抜けな話はありません。

 ではそのネット上の政権批判の高まりが今回の参院選で実際に投票結果に結び付くのかどうかです。自民党の得票がどうなるかもそうですが、ネット上では大人気なのにマスコミではほとんど取り上げられない「れいわ新選組」の結果がとりわけ気になります。マスコミの当落予想では、れいわ新選組は1議席しか獲得できないという予想です。しかし、ネットでの人気と盛り上がりを見ていると3議席くらい獲得しても不思議はありません。どちらに転ぶのか楽しみです。

 自民党支持者の多くは「他に投票したいところがない」という消極的支持だという分析ですが、確かに既存野党はあまり魅力的ではないかも知れません。だからこそ、れいわ新選組はそうした層を振り向かせることができるのではないかという期待感が持てます。とは言え、マスコミが取り上げないとネットを見ない高齢者層には届きませんから、若い世代がどれだけ投票所に向かうか次第です。ネットで政権批判をしているだけでは安倍政権は止まりません。


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