幹事クリタのコーカイ日誌2019

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6月30日 ● スマッシュのレッスン。

 テニスを始めた頃、もっとも得意なショットがスマッシュでした。と言うか、他の技術はどれもこれも初心者には難しかったのですが、スマッシュだけは「超簡単じゃん!」(40年前に超〜という言い方はありませんでしたが)と思っていました。ふわりと空中に浮かんだボールを叩きつけるだけなんて練習も必要ないと感じていました。

 その後、テニスをやればやるほどスマッシュの難しさが少しずつわかってはきましたが、それでも40歳くらいまでは得意ショットでした。それが「あれ、得意じゃないかも?」と思い始めたのは40代半ばになって視力が衰え始めてからです。青空や夜空だと遠近感が掴みにくくなってきてミスヒットが増えてきたからです。

 50代に入るとさらにバランス感覚が悪くなってきて、上を見上げた姿勢では平衡感覚が狂うということを実感し始めました。下がりながらのスマッシュで転びそうになってきたのもこの頃からです。全ては加齢のせいなのですが、とどめを刺されたのはスマッシュを打った後の怪我の多さでした。特にジャンピングスマッシュに顕著なのですが、着地した瞬間に肉離れを起こすことが増えてきたのです。冬場、2時間近くテニスをして足に疲労が溜まってきたタイミングでのジャンピングスマッシュは超危険です。

 そうなるとスマッシュを打つのが怖くなりますから、ますます打てなくなります。最近ではパートナー頼りで自分はイージーなロブしかスマッシュは打たないようになってしまいました。そうなると、ますます相手からロブを上げられてしまう悪循環で、こりゃ困ったぞと思い始めたのが50代後半になってから。そこで考えた解決策その1が「斜視の手術」、その2が「ダイエット」です。

 このブログをずっと読んでいただいている方ならご存知かもしれませんが、一昨年1月に斜視を手術し、少し視力とバランス感覚が改善されました。そして昨年1月からダイエットを始めて10kg近い減量と体脂肪率の4%ダウンを達成しました。これで足にかかる負荷がかなり減りました。そして寒い時期も終わった今年春からスマッシュ強化へのチャレンジをスタートさせています。

 今日の山本麻友美プロのレッスン会でもテーマはスマッシュ。すでに普通にロブを上げてもらって打つスマッシュ練習ではこれまでに山本プロからアドバイスをもらって強化されつつあるので、今日はゲームの中で前に詰めたりポーチをする姿勢からロブを上げられた時の対応という形式練習をしてもらいました。ロブを上げるのが山本プロだとかなりロブの精度が高いので、続けてやると相当きつい練習でした。

 やってみて思うのは、やっぱりスマッシュは打ってナンボということです。打たないと相手を楽にさせるばかりなので、苦しい態勢からでも打っていくことでプレッシャーがかけられます。怪我さえ心配がなければ少々ミスしても良いので、暖かい季節はガンガン打っていこうと思いました。冬になったら少し遠慮しますけど。


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