幹事クリタのコーカイ日誌2019

[ 前日翌日最新今月 ]

6月18日 ● 家にまっすぐ帰らない人。

 最近の若い人には少なくなったのかも知れませんが、今の中年世代から上には会社を出てもまっすぐ家に帰らないという男性がたくさんいます。もちろんまっすぐ帰らないのは僕のように習い事をしているからではなく、夜の街に消えていってしまうからです。一軒だけというタイプもいれば、はしごするのが好きなタイプもいますが、いずれにしても早々に家に帰るのがイヤみたいです。

 「なぜ家に帰らないの?」と聞くと「やることがないから」だそう。家に帰っても酒飲みながらテレビ見るくらいで、そのテレビも妻や子供の見ている番組なんて大して面白くないんだそうです。「逆にクリタさん家に帰って何してるんですか?」と聞かれますが、僕は家でやることが多すぎて時間が足りずに困っています。いつもここで書いていることですが、録画してあるドラマやバラエティは見たいし、マンガも本も読みたいし、もちろんこうしてブログを書いたりもしたいので、家に帰ってからすぐに数時間が過ぎてしまいます。

 休日ともなればテニスにも行くし、サックスの練習もしたいし、ますます忙しくて、映画を見たりライブや美術館に行ったりという時間がなかなか作れません。本当に会社に行っている時間がもったいないと思うのですが、「まっすぐ帰らない」族の人たちは当然休日も暇を持て余しているようで、早く月曜日にならないかと願っているんだとか。完全に僕とは真逆の人生です。

 会社に行く方が楽しいなら、それはそれで幸せなことでしょう。なにせサラリーマンは圧倒的に会社にいる時間の方が長いのですから、その時間が楽しくて充実しているのなら素晴らしいことです。そして会社帰りの酒場巡りが一番ハッピーな時間なので、「働き方改革」で残業が減るのはともかく、休日が増えたら飲みに行けなくなって困るそうです。

 そういう人は「人生100年時代」で、定年が70歳になるのは多分大歓迎なんでしょう。なにせ会社を追い出されて仕事を取り上げられるのが一番辛いわけですから、一生サラリーマンができればさぞかし幸せだと思います。僕はできたら60歳でリタイヤしたいのですが、年金がもらえるまでは働かないといけないみたいで、考えただけでため息が出ます。「まっすぐ帰る」族は辛いです。


gooブログでも読めます「幹事クリタのコーカイブログ」

テニス好きなら「幹事クリタのテニス日誌」