幹事クリタのコーカイ日誌2019

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6月17日 ● 中高年向けテニス大会のニーズ。

 昨日のテニス大会で僕が断トツ最年長だったということを書きました。5月に出た大会でもそうでした。どこの大会に行っても年齢制限がある大会ではない限り、50代以上の男性はあまりいません。中心は20代、30代、時にはジュニアです。そんな若者相手にスピードもスタミナもパワーも劣る中高年が戦うのも限界があります。

 ただ大会に出ていないからと言って、我々の世代がテニスをしていないのかというと、逆にテニス人口自体は若者よりも多いだろうと思います。若い頃はテニスブームに乗って猫も杓子もラケットを抱えて歩いていた世代ですから、未だにテニス愛好家のボリュームゾーンです。テニスコートに行けば、それが公営コートであれ、テニスクラブであれ、中高年がたくさんテニスを楽しんでいます。

 ところがテニス大会となると先述のように圧倒的に若者天国となってしまいます。昔は大会に参加していた50代以上も、今はパワフルな若者とテニスをすると「勘弁してくれよ」となるので、みな敬遠をしてしまいます。ごく少数のモノ好きな中高年だけが若者に交じって果敢に戦っているというのが現状です。

 じゃあ年齢制限のある大会に出ればいいじゃないかというと、これが意外と難しいです。全日本ベテランを筆頭に年齢制限のある大会はもちろん存在しますが、レジャー系ではなくガチ系がほとんどです。大会参加料もそこそこするということもありますが、何より真剣そのものなのでアスリート気質の人間じゃないと近寄りがたいのです。日頃の楽しみの延長で気軽に出たいと思っても、そういう草トーナメントで中高年向けというのは本当に少ないのが実情です。

 昨日も主催者のテニスクラブのコーチにそういうことを言ってみたら「集まりますかね?集まるという保証がないと難しいですよ」と言われてしまいました。確かにオープンにしても参加者が集まらない時があるのに、大会好きな若者が出られない中高年だけの大会に本当に人数が集まるかどうかの保証はありません。ニーズはあると思いますが、ニッチなニーズしかないのでは大会を開催する側はリスクを取れないということでしょう。

 こうなったら自分で企画運営するしかないかなぁ。でも自分で大会を運営すると自分は出られないから楽しくないんですよね。悩ましいです。


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