久しぶりに１日家に籠って一歩も外から出ませんでした。元来、パリピではなくオタクなので、家で引き籠っているのが好きなのですが、どういうわけだかそういう休日が少ないのが悩みです。先週の週末はサックスの発表会とテニス、その前はサークルでテニスとテニスの試合、その前は金曜日から東京で過ごして日曜日はサークル。数えてみたら10連休中の５月４日以来、約１か月ぶりの引き籠りでした。

　朝は遅めに起きて、サンジャポを見ながら朝食。それから溜まったマンガを読みながら、溜まった録画したテレビ番組を見ます。今日はバラエティを数本とドラマを数話、合計で10時間以上は録画した番組を見てしまいました。一気にハードディスクの残量を増やすことができて満足です。

　ドラマはＮＨＫ大河ドラマ「いだてん」とテレビ東京の「きのう何食べた？」をまとめて一気に見ました。低視聴率に喘いでいる「いだてん」ですが、その理由はよくわかります。クドカンと大河の視聴者層は噛み合いません。大河好きはクドカンを好まないし近現代の話も好みません。キャスティングも華がある美男美女が競演する方が好みです。個人的には面白いと思っていますが、今後も視聴率が回復するかどうかと言われれば苦しいことでしょう。

　テレビ東京のドラマ24枠ならではの快作「きのう何食べた？」は今クールでナンバー１ドラマです。原作を知らない人は西島秀俊＆内野聖陽のダブル主演の息の合った演技や、脚本の良さを味わってもらえれば良いと思いますし、僕のような原作ファンとしてはエピソード選びの巧みさと内野の「ケンジらしさ」の表現に感銘しています。

　今回ドラマで選んできたエピソードは数多くある原作の中から「いい話を選んだな」と原作ファンをきっと唸らせていると思います。それほど制作スタッフの原作に対する愛情とリスペクトを感じます。そして「ケンジ」が内野と聞いた時の「そりゃ違うだろう」「おっさんすぎる」「男くさい」という原作ファンの突っ込みを見事に覆した彼の演技力。回を重ねるほどにケンジにしか見えなくなるのですから、脱帽するしかありません。この出来ならきっと「きのう何食べた？２」が来年あたりに放送されることでしょう。