幹事クリタのコーカイ日誌2019 |
5月14日 ● 戦争しても北方領土は戻らない。 もうこんなに頭の悪い発言をする人間が国会議員であること自体が驚きです。丸山穂高の戦争発言は国難と言っても良いでしょう。所属政党の維新も含めて誰も擁護する人間が一切いないことを見ても、さすがにいかに酷い発言かわかろうというものです。ロシアを刺激してより日ロ関係は悪い方向にしかいきません。現職の国会議員の発言だけにそれなりに重みが出てしまいます。 北方領土が現在の状況では日本に返還されないだろうということは誰もがわかっていることです。せめて四島一括ではなく歯舞・色丹だけならわずかな可能性はあったかも知れませんが、それも今となっては無理でしょう。じゃあ戦争して取り返せばいいじゃないか、というのが丸山の主張のようですが、今どき戦争して領土を分捕るとかできる世の中かどうか、考えなくてもわかりそうなものです。 日本の自衛隊が択捉や国後に強行上陸して占拠したらどうなるか。当然ロシア軍の猛反撃をくらうというだけではなく、国際世論はこぞって日本を非難することは間違いありません。アメリカが同盟国だからと言って、日本のためにロシアと戦争をするわけはありませんし、これを口実にして中国や韓国が日本に何らかの攻撃を仕掛けてくることもありえます。ロシアによって北海道まで占領されるかも知れません。北方領土を取り返すどころの話ではなくなります。 日本の被る人的・経済的被害はあり得ないくらい莫大なものになりますし、国際的にも戦後営々として築いてきた日本への信頼は地に墜ち、再び戦犯国として吊るし上げられることでしょう。まさに地獄絵図です。そんなこともわからない人間が国会議員をやっているということ自体が、すでに日本の国益を大きく損なってしまっているのです。右だ左だと政治的立場の問題や思想信条の話ではなく、現実的に最悪な事態になるだけです。
丸山は以前からその資質に疑問を持たれていました。こんな人間を議員にした日本維新の会にも相応の責任がありますが、さっさと除名して終わりです。 |