幹事クリタのコーカイ日誌2019

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4月9日 ● なぜ2千円札は放置なのか。

 2024年に紙幣のデザインを一新するんだそうです。1万円札と5千円札、千円札、そして500円貨幣も。元号も変わるし、そろそろ気分一新で、というのはわからなくもありません。1万円札は渋沢栄一、5千円札は津田梅子、千円札は北里柴三郎。これまでの紙幣の人物に比べると知名度は若干低いですが、それぞれ近代日本の礎を作った偉人であることは確かです。渋沢はお金との距離が近すぎて、お札の顔にするのはちょっとどうかなぁとは思いますけど。

 で、問題はなぜ2千円札はそのままなのかってことです。あれはもう紙幣として扱われていないのでしょうか?それとも2024年までに廃止するつもりなのでしょうか?もしくは沖縄サミット記念紙幣的な扱いなのでしょうか?まさか沖縄を無視し続ける安倍政権の意向を忖度した財務省の役人の浅知恵ということではないでしょうけど。

 僕は常に財布の中に2千円札を入れています。御守り代わりみたいなものです。昔はいつも岩倉具視の5百円札を入れていたのですが、2千円札が発行されてから入れ替えました。たまに若い女性に2千円札を取り出して見せると受けるという効能もあります。ただ2千円札はちゃんと流通さえしていれば本来は使いやすい紙幣だとも思っています。

 例えば8千円とか9千円を払う時に5千円札の持ち合わせがなければ大抵1万円札で出してお釣りをもらってしまいますが、もし2千円札が豊富にあればお釣りなしで払えます。テニスサークルの会費を集めるといつも千円札の束ができてしまいますが、2千円札がたくさん流通すれば枚数が半減しそうです。

 2千円札は沖縄では日常的に使われているということを聞きました。単に守礼門が印刷されているからというだけではなく、1972年までアメリカだった沖縄では、20ドル札を使っていたから2千円札も馴染みやすかったのかも知れません。せっかく紙幣のデザインを変えるのであれば、2千円札もちゃんと仲間に入れて、もう一度紙幣として復権させてやれば良いのになぁと思います。肖像はやはり沖縄の英雄、具志堅用高でどうでしょうか。


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