幹事クリタのコーカイ日誌2019

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4月5日 ● 桜が咲くと年を取る。

 誕生日が来たら1歳年を重ねます。満年齢がカウントの基本です。ただ昔は正月が来ると年を取る「数え年」という年齢カウント法もありました。若い人にはピンとこないかも知れません。生まれた年が1歳で、正月を迎えると2歳になります。「ゼロ」がないわけです。数え年だと12月31日に生まれたら翌日には生後2日で2歳になるわけで、乳児のうちは確かに誤差が大きいですが、大人になれば大差はありません。新年にみんなで一斉に1歳年を取るのは、個人の誕生日などいちいち気にしない大らかな時代なら面倒がなく良かったのでしょう。

 僕は桜が咲くと1歳年を取ったと感じる感覚があります。この春で会社に入って満36年。今は37年目に突入しました。つまり4月からの「年度」で年齢を感じているのです。新年よりも新年度で切り替わる方が日本の社会制度では自然なのではないかと思ったりしています。まああくまでも僕の個人的な感覚ですが。

 ただ何かを始めるのは1月か、4月か、それとも誕生月(僕なら2月)か、と言えば、やっぱり4月からスタートという感覚は誰しもあるのではないでしょうか。新入学とか新社会人とかの区切りですし、季節的にも真冬よりも春からの方が、新しいことにチャレンジするには相応しい感じがします。何より桜が咲くことが印象的で、「ああ、あの時も桜が咲いていたなぁ」なんて思い出しますから、区切りとしてはわかりやすいのです。

 今年の桜を見ながらそう思って、あれこれ自分が何かを始めた時期を思い出してみました。テニスは大学に入学した春から始めましたからちょうど40年になります。山本麻友美プロとの練習会は2010年3月からなので9年(と1ヵ月)。サックスは2009年7月から、ピアノは2011年9月から、「コーカイ日誌」を書き始めたのは1996年9月から。あれ、必ずしも春からではありませんでした。まあ「思い立ったが吉日」ということで。今年の桜も綺麗です。


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