クイズ番組好きな我が家にあって、もっともいま人気なのは「東大王」です。問題のレベルが手頃なことと、東大王チームのレギュラー４人に厭味が少なく（皆無とは言いませんが）、見ていて楽しい気分になれるからです。まあこのあたりの好き嫌いについては個人差がありますから、あくまでも我が家の意見ですが。

　その東大王チームをずっと牽引してきた伊沢拓司が本日の放送をもって卒業ということになりました。最後は14人抜きを達成しての勝利でしたが、問題が少々伊沢が得意な分野に偏っていたので番組側が花をもたせた感はありましたが、まあ演出が多少入ったとしても有終の美を飾ったのは悪くありませんでした。

　注目すべきは次回から伊沢に代わる新メンバーです。今の東大王チームはかなりバランスが取れていて、高校生の頃からクイズプレーヤーとして有名だった伊沢と水上颯に加えて、この番組で発掘した素朴な理系男子の鶴崎修功と、可愛らしくて清楚な妹キャラの鈴木光というチーム構成はうまくできています。

　ここで年長者で実力者でもありテレビ慣れしていて喋り担当でもある伊沢が抜けることで、どう新メンバーを加えてバランスを取るのか難しいところです。いまサブメンバーとしてたまに出ている砂川信哉は実は年齢も上ですし、なにより「今さら」感が強くて新鮮さがありません。と言って、フジテレビ「今夜はナゾトレ」で活躍している松丸亮吾や、日テレ「頭脳王」で連覇中の河野玄斗なら強力ですが今のメンバーと食い合ってしまう恐れがあります。

　ここはやはりTBSとして独自に新メンバーを発掘したいところでしょう。普通に考えれば水上、鶴崎が年長になり、鈴木と同学年以下の弟キャラの男子が新入生として入るのが一番素直です。そう考えるとここ２年くらいの高校生クイズで活躍した高校生の中から東大に入った学生が選ばれる可能性も結構高いと思います。先日自分もクイズ番組に出てみて、やはり単に実力だけではなくキャラと度胸も大事だとつくづく感じたので。