幹事クリタのコーカイ日誌2019

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3月5日 ● フェデラー100回目の優勝。

 テニス界の生けるレジェンドであるロジャー・フェデラーがまた新たな伝説を作りました。先週のドバイ選手権で自身8回目の優勝を飾りましたが、これはツアー通算シングルス100回目の優勝。ジミー・コナーズに次いで史上2人目の100勝の大台に乗せました。

 昨年10月末に地元バーゼルで通算99回目の優勝を果たした後に、いつフェデラーが100個目のタイトルを取るかはテニス界でも注目されていました。本当なら昨年最終戦か今年の全豪で取れば良かったのですが、決勝までも辿り着けず、このまま100回目の優勝がなかったらと少し心配をしかけたところでの今回の優勝。バーゼルと並んで得意なドバイで達成したというのも良かった気がします。

 ただ大台には乗せましたが、先ほど書いたようにまだ上にコナーズがいます。あらゆるテニス界の記録を塗り替え続けていくフェデラーが、次はこのコナーズのシングルス通算タイトル数109勝を上回ることができるのかどうかが注目点となります。

 フェデラーが若い頃は毎年10勝以上していましたが、昨年は4勝、一昨年は7勝。これでも37歳の選手としては異例とも驚異的とも言える強さですが、年々状況が厳しくなってきていることも間違いありません。ライバルであるジョコビッチとナダルも依然として超人的な強さを維持していますし、20代前半の若手がぐんぐん出てきているので、あと10勝を積み上げてコナーズを上回るのは大変なことです。

 普通ならさすがにこの年齢では無理だろうと考えてしまうところですが、37歳で未だにこの強さを発揮しているのを見るにつけ、40歳までトップ選手として活躍するのもあながち夢でも妄想でもなさそうです。あらゆるテニス界の常識を覆してきたフェデラーだけに、ファンもまだまだ一緒に夢を追いかけられそうです。


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