昨年３月末にピアノのＭちゃん先生が音楽教室をやめました。初心者から約６年半も教えてもらったので残念でしたが、なんとそれから１年後の今年３月末にサックスの先生も辞めることになりました。こちらは約９年半の長きに渡る師弟関係です。本当に残念でなりません。

　マンツーマンの個人レッスンですから先生との人間関係はとても大事です。信頼がなければとてもそんなに長く教えてもらうことなどできません。演奏技術だけではなく、教え方の上手さや幅の広さ、柔軟性、勉強熱心さ、観察力、誠実さ、そして人としての相性と、さまざまなことが積み重なって出来上がっている信頼関係です。本来ならおいそれと代われるものではありません。

　しかしあくまでも音楽教室の中での講師の交代ですから、こちらから次の先生を指名することもできません。４月からは新しい先生がやってきて引き継ぐことになるようです。もうこうなったら前向きに捉えるしかないわけで、１０年間で十分に教えてもらったということで、次の先生からまた新しい刺激を受け取れると考えることにします。先生の交代もマンネリを防ぎ新鮮で楽しみですらあると思えます。

　ただ５月の発表会に向けて現在練習している曲が先生とデュオの予定なので、途中でパートナーが交代することになってしまうのが何とも残念です。最後の思い出に一緒に演奏して、発表会が終わってから先生が交代するなら良かったのですが。まあ去年も発表会の１週間前にＭちゃん先生が辞めたので、発表会に立ち合ってもらえなかった苦い思い出がありますし、まさか２年続けてこんなことになるとは思いませんでした。