幹事クリタのコーカイ日誌2019

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1月31日 ● 刑務所でパンデミック。

 どんどん感染者が増え続けているインフルエンザ。中でも我が愛知県は全国でもぶっち切りの流行最先端地域としてその名を轟かせています。僕の会社でも次々と社員が倒れていく様はまさに「パンデミック」という言葉がぴったりきます。

 そんな地元の「名古屋刑務所」でもインフルエンザが大流行していて、すでに受刑者約200人、職員約100人の合計300人が感染したそうです。受刑者の12%、職員の21%だそうですから、これはなかなかの流行り具合で、この寒さの中どこまで広がっていくのか想像するだけで恐ろしいものがあります。

 なにせ刑務所は完全に閉鎖空間ですからまさに「逃げ場」がありません。逃げられないように作ってある施設なのですから当然です。狭い部屋に押し込められているし、常に皆で同じ環境にいなければなりません。感染者を隔離しようにも限界があるでしょう。インフルエンザが流行るには最高の環境です。

 刑務所でパンデミックというと、未知のウィルスに冒されて受刑者や職員がどんどんゾンビ化していくというゾンビ映画のような光景をつい妄想してしまいます。その場合、最初にどこからそのウィルスが持ち込まれたかというのがまた映画ではポイントになったりしますが、インフルエンザの場合は間違いなく職員からなのでしょう。外部と行き来しているのは職員だけですから。職員の方が感染率が高いことからもそれは推察できます。

 閉じた空間で一気に広がっていく外部から侵入してきたウィルス。全滅が先か、ウィルスの撃退が先か、というのが映画のお決まりのパターンですが、インフルエンザの場合は暖かくなるまで待つしかないですから、それまでなるべく食事、睡眠、ストレス軽減で免疫力を高めておくしかありません。刑務所内ではそれも限界があるでしょうけど。


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