幹事クリタのコーカイ日誌2019

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1月30日 ● 揺らぐジャニーズ帝国。

 嵐の活動休止はSMAPの解散に続く大きな話題になりました。世の中には「なんでアイドルグループごときでそんなに騒ぐの?」と醒めた目で見ている人たちもたくさんいることでしょうが、アイドルグループが生き甲斐にもなっている人たちもまた本当にたくさんいるのです。サッカー日本代表を応援するために会社をやめてしまう人と同じで、アイドルを応援することが人生において極めてプライオリティが高いのですから仕方ないことです。

 今回の嵐の活動休止はSMAP解散の時の反省を元に落としどころを探って探ってようやく辿り着いた結果なのでしょう。大野智が当初考えていたのは自らが嵐を脱退してジャニーズ事務所やめることだったようですが、それでは「5人の嵐」が永遠に復活できなくなります。SMAPが永遠に復活できないのと同じで、そんなことを発表したらファンが暴動を起こしかねないので、大野を説得して「活動休止」という形にして復活への道筋を残しておいたのだと思います。

 それにしてもジャニーズ事務所はSMAP解散からずっとゴタゴタ続きです。TOKIOは山口達也が問題を起こして抜け、タッキー&翼は解散、関ジャニから渋谷すばるもやめてしまいました。NEWSの不祥事もありましたし、これで屋台骨を支えてきた嵐が活動休止では本当にあっちもこっちもガタガタです。

 恐らくは長年事務所を支えてきたメリーとジャニーの姉弟がさすがに高齢になって統制が取れなくなってきたのでしょう。敏腕マネージャーだった飯島女史の首を切って娘のジュリーにマネジメントを任せたものの、親ほどの力量もないようです。ジャニーは才能を発掘する天才でしたが、その後を滝沢秀明に継がせて本当にうまくいくのかどうかはわかりません。むしろ滝沢と近藤真彦、東山紀之、木村拓哉と言ったレジェンド級の先輩たちがどう折り合いをつけていくのか心配です。

 また中居正広の動向も不安定要素です。未だに「新しい地図」に移った3人と合流したそうな雰囲気ですし、もし中居が事務所をやめて移籍なんてしようものなら大変な騒ぎになります。そしてかつてのようにジャニーズ事務所に対してどこまでテレビ局が忖度してくれるかは、所属しているグループ、メンバーの人気次第です。このまま下り坂が続けば、数年後にはジャニーズ事務所も他と同じ「普通の大手芸能プロダクション」になってしまう可能性が十分あると思います。まあそれが本来の正常な姿ではあるのですが。


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