幹事クリタのコーカイ日誌2019

[ 前日翌日最新今月 ]

1月27日 ● 関脇が救った初場所。

 嵐の活動休止宣言があったり、ジョコビッチが圧倒的な強さで全豪を制覇したりと、いろいろなことが起こった日曜日でしたが、今日は大相撲で。関脇玉鷲が34歳で初優勝しました。実力者ながら目立ったところがないモンゴル人力士。長年上位にいながら、これまでほとんどニュースにもならなかったのに、今回いきなり予想外の優勝をして一躍時の人です。現役最長の連続出場記録ということも取り上げられていて、長年苦労してきた力士が報われて良かったと思います。

 今場所は横綱大関陣が総崩れで実に不甲斐ない場所でした。特に白鵬はまさかの3連敗のあとに逃げるように休場してしまったのはあまりにも残念。そんな情けない場所を救ったのが優勝した玉鷲、最後まで優勝を争った関脇貴景勝、怪我で休場しながら再出場して白鵬に土をつけた小結御嶽海の3人です。

 貴景勝は先場所に続く連覇の可能性もありました。11勝で終わってしまったのは残念ですが、来場所はいよいよ大関昇進をかけた相撲になります。御嶽海の実力も本物になってきました。途中休場しながら勝ち越したのも素晴らしいですが、8勝の内容がまた抜群です。横綱全員に勝って3勝、大関からも1勝、優勝した玉鷲、準優勝の貴景勝の両関脇からも1勝ずつと上位陣をほぼ総なめ。貴景勝とともに近いうちに大関昇進の可能性があることでしょう。世代交代の波がいよいよ大きく高くなってきています。

 ちなみに今場所の三賞はこの3人が分け合いました。昨年秋場所には三賞該当力士がなしという史上初となる事件がありましたが、今場所は御嶽海が途中休場して三賞受賞というこれもまた史上初の記録を作りました。これもなかなか達成が難しい記録ですから、御嶽海の頑張りは素晴らしいと思います。


gooブログでも読めます「幹事クリタのコーカイブログ」

テニス好きなら「幹事クリタのテニス日誌」