幹事クリタのコーカイ日誌2019

[ 前日翌日最新今月 ]

1月18日 ● 音楽を始めるのに遅すぎることはない?

 今年でサックスを習い始めて10年、ピアノは8年になります。最初は自分でもどれくらい続けられるかと疑っていましたが、何事も長く続けていくことだけはできる性分のようで、特にやめようと思ったこともなく楽しく続けています。

 ただ10年もやれば、もういっぱしのサックス奏者になっているのかと期待していたのに、残念ながらいつまで経っても中級者止まりで、とても「奏者」と呼べるレベルではありません。なにせ4ヶ月くらいみっちりその曲だけ練習しても、本番でミスするような奏者は「騒者」です。

 大人向けの音楽教室の宣伝には「音楽を始めるのに遅すぎることはない」などとよく書いてありますが、それはどこを目指すかによります。人前で演奏して恥ずかしくないレベルになるのであっても、なかなかその域に達しないというのに、拍手をもらえるセミプロ級の腕前になるにはちょっと生きている間では時間が足りなさそうです。

 英才教育という触れ込みのもとに英語を習わせたりする親がいますが、僕の経験や周りの事例からしたら、英才教育が本当に必要なのは何と言っても音楽です。次にスポーツ。英語などの語学は大人になってからでも本人の努力で十分間に合いますが、音楽とスポーツはできたら小学校入学以前から始めておきたい分野です。

 もちろん単なる「楽しみ」が目的なら、大人になってからでも高齢者になってからでも十分です。ただ少し本気になって上達したいと思い始めると、必ず「もっと早くからやっておけば良かったな」と後悔混じりで思うのが音楽とスポーツなんですよね。まあだからこそ、いつまでも下手なくせに音楽もテニスも飽きずに続けられているのかも知れませんが。


gooブログでも読めます「幹事クリタのコーカイブログ」

テニス好きなら「幹事クリタのテニス日誌」