幹事クリタのコーカイ日誌2019

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1月14日 ● ボロボロの横綱大関陣。

 初場所が始まっています。今場所は3横綱3大関がひとりも休場することなく揃っていますが、その内容たるや惨憺たるものです。初日、2日目ともに横綱大関で2勝4敗。2連勝したのは白鵬だけで、稀勢の里、豪栄道、栃ノ心は連敗しています。白鵬だって今日は99%負けていた相撲でしたが、栃煌山の詰めの甘さに助けられただけです。

 引退目前の稀勢の里も含めて、高安以外の5人は揃って31歳〜33歳の高齢力士。高安だってもう28歳で2005年初土俵ですから決して若いわけではありません。全員いつ辞めてもおかしくない大ベテランの力士ばかりで、しかもみな故障持ちなのですから、一気に世代交代してしまう可能性があります。

 いま幕内の上位から中位には将来期待の若手がようやく揃ってきました。先場所優勝し今場所も好調な相撲を続けている貴景勝はまだ22歳。三役返り咲きを狙う阿武咲も同じく22歳。若手ではこの2人が一番期待できます。またそろそろ中堅という年齢になってきていますが、26歳の小結御嶽海を筆頭に、力を取り戻してきた25歳の逸ノ城や26歳の北勝富士、27歳の錦木も揃って今場所上位を連破して2連勝中です。

 長年にわたって大相撲を支配し続けてきたモンゴル勢の時代もそろそろ終わりが見えてきています。今年は世代間の争いが激しく続き、来年あたりには上位陣の顔触れがガラッと変わっている可能性が大です。また見ている方ととしてもさすがに今の上位陣には飽きがきたので、フレッシュさがほしいところですし。

 もっとも白鵬だけはわかりません。実力がワンランク違うのと、東京場所だけ出て地方場所は休むパートタイム制を採用して休養を取っているので、衰えたりとは言えこのままあと2年くらいは現役を続けるかも知れません。少なくとも東京五輪までは相撲を取り続けるのでしょう。それまでに実力で白鵬を打ち負かすだけの力士が登場してほしいところです。やはり大横綱は次の世代の力士にしっかりとバトンを渡して引退してもらいたいですから。


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