AKB48の姉妹グループのひとつで新潟を拠点とするNGT48が揺れています。激震です。ワイドショーなどでも取り上げられて大きな騒ぎになっていますが、AKB48グループ史上、もしかしたら今回が最大のスキャンダルになるかも知れません。

　メンバーの山口真帆が寮内で複数の男性に襲われた事件。犯人は逮捕されて不起訴になったのですが、問題はこの犯人たちは同じ寮に住むNGT48のメンバーと付き合っていて、山口を恨んで彼らを唆して襲わせたのではないかという疑惑があることです。

　山口は襲われた後にすぐに運営側にその一件を相談したにも関わらず、運営側がスキャンダルを恐れて何も対応しなかったために、１ヵ月が過ぎてしびれを切らした山口はツイッターで事件があったこと、その背景にあったことを告白しました。この時点ですでに山口はかなり傷つき追い詰められているはずなのに、こともあろうに運営側は被害者である山口に舞台上で「お騒がせした」ことを謝罪させたのです。

　山口は「真面目に活動をしていた」ことを訴えていました。つまり不真面目に、男性と交際をしていたメンバーがいることを匂わせていて、そのメンバーのことを注意していたことから逆恨みで被害を受けたというのが事件の構図だろうと推察されるのですが、運営側は真相を究明するどころか、むしろ逆に隠蔽しようと躍起になっているようです。

　確かに推察どおりだったとしたら、NGT48は活動停止、もしくは解散させられても仕方ないほどの大スキャンダルです。それは運営だけではなくメンバーもファンも望んではいないでしょう。しかし、だからと言って被害者の山口が謝罪をしただけで、何も明らかにせずうやむやのまま幕引きというのでは、あまりにも最低なやり方です。

　すでに指原梨乃をはじめメンバーやＯＧもこのやり方に批判の声を上げ始めています。プロデューサーである秋元康がダンマリを決め込むのはいつものこととは言え、さすがにこれはきちんと声明を出すとともに、納得できる解決をすべきでしょう。