幹事クリタのコーカイ日誌2018

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12月29日 ● 傷だらけのローラ?

 あんまりこんなことで騒ぎたくはありませんが、ローラがインスタで沖縄の辺野古移設に反対する署名に賛同する投稿をしたところ、ネット上でバッシングしている人がいるということで、それも「反日」とか「左傾化」とか意味が分かって言ってるのかと不思議に思うほど内容が低劣です。

 まずローラが言っているのは環境問題視点からの素直な投げかけであって政治的発言と呼べるほどのものですらありません。現政権に対して批判しているわけでもなく、単に美しい海を守りたいよね、という意図でしかないのに、それを「反日」などとこじつけるのは無茶でしょう。

 そもそも日本の領土で他国の基地を建設していることに反対したら「反日」になるのでしょうか?むしろそれは「愛国」精神の発露のはずです。アメリカに従属して日本の海を破壊する行為に賛同する方がむしろ「売国」というお得意の言葉がブーメランのように返ってくるはずです。

 安倍政権の政策に少しでも反することを言えば即座に「反日」のレッテル貼りをするネトウヨの知的レベルの低さは今に始まったことではありませんが、「親米保守」という矛盾するような戦後日本の独特の立ち位置の「保守」がどういう経緯で成立してきたのかをもう少し考えた方が良いでしょう。

 それとこの程度の発言でスポンサーがローラを降ろすなんてことをしたら、かえって批判が集まってスポンサーのイメージが悪くなりかねません。高須院長が例によってネットでの受け狙いのようなローラ批判発言をしていますが、彼のような注目を集めたいだけの人間はともかく、まともな企業ならマーケティング的にどちらが有益かちゃんと考えます。今は騒ぎが沈静化するのをじっと待っていることでしょう。どうせすぐにみんな忘れますし。

 そもそも芸能人が政治的な発言を一切してはいけないと考える方がおかしいですし、実際、昔も今もそういう発言をしている芸能人なんていくらでもいます。特に政権寄りの発言をしている芸能人は多いですが、それは珍しくないので特に取り上げられないだけです。本当ならもっと欧米のようにどんどん芸能人も発言していった方が良いと思いますけどね。あまりにも誰も何も言わないのでは独裁国家と同じになってしまいますから。


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