幹事クリタのコーカイ日誌2018

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12月3日 ● レコード大賞は「U.S.A.」か?

 昨年は乃木坂46「インフルエンサー」が受賞したレコード大賞。買収疑惑が週刊誌に書きたてられるし、実際に昨年も星野源の「恋」の方が世間には知られていて相応しいと思われたのに噂通りに乃木坂だったしで、レコ大はもう「死に体」ではないかとも思われました。

 そんな中、今年はDA PUMP「U.S.A.」がスマッシュヒット。さすがにこれで確定かという気もしますが、ここにきて「外国のカバー曲はNG」説が流れてきました。これは昔からの不文律みたいなもので、レコード大賞は日本人が作詞作曲した楽曲が対象とされてきました。典型的な例が1979年西城秀樹「YOUNG MAN (Y.M.C.A.)」で、この年の日本歌謡大賞などの主要な賞を独占したにも関わらずヴィレッジ・ピープルの「YMCA」のカバー曲だということでレコード大賞だけはノミネートもされずに外されました。

 しかし近年では外国のカバー曲でもノミネートまではされるようになってきていて、今年「U.S.A.」もノミネートはされています。ただ未だにカバー曲が大賞を受賞した例はありません。じゃあ他にどんな曲がノミネートされているのかというと、欅坂46「アンビバレント」、三山ひろし「いごっそ魂」、TWICE「Wake Me Up」、SEKAI NO OWARI「サザンカ」、氷川きよし「勝負の花道」、乃木坂46「シンクロニシティ」、AKB48「Teacher Teacher」、三浦大知「Be Myself」、西野カナ「Bedtime Story」。

 この中で「U.S.A.」以外に世間に知られているとすれば欅坂46か乃木坂46でしょうが、それにしたって一部のアイドルファン止まり。それなのに昨年も大賞だった乃木坂や、その姉妹グループの欅坂が獲ったら「またか」とばかりに買収疑惑が言われることでしょう。それにもし本当に「カバー曲NG」を言うなら、そもそもノミネートすること自体がおかしいわけで、やはりノミネートした以上は受賞しても文句を言われる筋合いはありません。

 それにしても西城秀樹が亡くなった今年に、よりによってカバー曲が大賞を獲りそうということになるのも皮肉な巡り合わせです。いや、むしろ秀樹の魂が「U.S.A.」のヒットを呼び込んだのかも知れません。


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