幹事クリタのコーカイ日誌2018

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12月1日 ● グランパス奇跡の残留決定。

 最終節になってもなんと5チームがプレーオフに回る可能性があった大混戦のJ1残留争い。勝点41の横浜Fと磐田、勝点40の鳥栖、湘南、名古屋。この中で一番不利なのは名古屋でした。他の4チームは引き分け以上で残留決定でしたが(横浜Fは大敗しない限りは残留)、得失点差で鳥栖、湘南に劣る名古屋は勝てば残留、引き分けたら磐田か鳥栖が負けてくれなければなりません。

 何としても勝って自力で残留を決めたい名古屋ですが、湘南との直接対決で前半0-2とリードを許してしまいます。後半だけで3点を決めて逆転するしかない名古屋は猛攻を繰り広げますが、もちろん湘南も懸命に阻みます。それでもエースのジョーがPKから2得点を決めて追いつき、辛うじて引き分けに持ち込み可能性を残しました。湘南は残留決定、名古屋は他チームの結果待ちとなりました。

 鳥栖はACL進出を目指しモチベーションが高い鹿島が相手だけに厳しい戦いになると思われましたが、粘ってスコアレスドローに持ち込み勝点1を積み上げて残留決定。残る磐田は78分に大久保が古巣川崎相手に先制点を決めたので、後は残り12分間、このリードを守るだけ、というか1点は取られてもOK。これはもう大丈夫と思ったことでしょう。ところが、さすが王者川崎。なんと残り7分の83分に同点に追いつき、アディショナルタイムに試合をひっくり返してしまったのです。

 その結果、勝点41で5チームが横並びになり、得失点差で15位名古屋、16位磐田となってしまいました。名古屋はギリギリで生き残り、磐田は1日、というかわずか20分ほどで13位から転落してプレーオフを戦うことになってしまいました。名古屋にしてみれば本当に首の皮1枚のところからの奇跡の逆転残留決定劇でした。

 もちろん名古屋が来季もJ1で戦えることになって良かったですが、本来はこんな残留争いをしているようなチームではないはずです。来季はぜひとも優勝争いに加われるように、しっかりとした体制作りをしてもらいたいと切に願います。


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