幹事クリタのコーカイ日誌2018

[ 前日翌日最新今月 ]

11月30日 ● 中日は貧乏なのかケチなのか。

 中日のガルシアが条件面で折り合わず今季限りで退団することが決定的になったそうです。今シーズン、ガルシアは27試合に登板して13勝9敗、防御率2.99。リリーフ陣が打たれてかなりガルシアの勝ち星を消していましたから、もっとしっかりしたチームにいれば15勝以上は確実だった中日の大黒柱でした。

 今季の年俸はわずか5000万円。報道によればガルシアは3年以上の長期契約と年俸2億円を要求していたそうですが、成績を考えれば妥当なところでしょう。今季安く働かせたのですから、これくらい出してやれよと思います。松坂に1億円払うならガルシアに2億円は安いものです。

 そもそもガルシア以外にロクな先発もいなかったのに、そのエースを引き留めないで一体どうやってチームを立て直すというのでしょう?与田監督だって就任早々泣きたくなります。6年連続Bクラスの球団ワースト記録を作ってしまった原因は投手陣の崩壊にあることは誰にでもわかります。先発、中継ぎ、抑えの全てでコマ不足。打線は広島、ヤクルトにはかなわないものの、巨人や阪神には勝る「まあまあ」の打力があるだけに、投手陣の整備が急務なのに唯一の頼れるエースが妥当な金額を要求して折り合わずに退団って意味がわかりません。それでオリックスを自由契約になった金子を獲得しにいくとか、安く契約して活躍すれば儲けものの松坂パターンを期待しているのかも知れませんが、どこまでケチなんでしょう。

 最悪なのはガルシアが自由契約になって、また巨人に持っていかれることです。幸いゲレーロはあまり働かなかったので助かりましたが、ガルシアが巨人に入ったら手こずりそうです。丸の獲得にも大金をはたいた巨人の貪欲さはもちろん嫌いですが、でもあまりにケチな中日を見ていると、あれくらいチーム強化の熱意を見せてほしいとも思います。あとは監督からシニアディレクターになった森がまた有望な新外国人を連れてくることに期待するしかないですが、必ず「当たり」ばかりとは限らないのですから、ガルシアのような当たりくじは大事にしてほしいものです。


gooブログでも読めます「幹事クリタのコーカイブログ」

テニス好きなら「幹事クリタのテニス日誌」